■Story.251 ページ1
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先に体育館に向かった翔を追いかけて
小走りで向かう。
各部門のリーダーがすでに並んでいて
エンタメ部門の列の最後尾に私は並んだ。
「俺らのクラスが一位だから。」
「何言ってんのよ、私のクラスですー!」
まだ全校生徒が入っていないというのに
文化祭のせいでテンションが高いから
いつも以上にうるさい。
けれど、そんな中でも私たち二人の間は
妙に静かだった。
さっきの萌々香ちゃんの言葉が頭から離れない。
本当に冗談で言ったのかもしれない。
けれど、そうでないかもしれない。
翔「顔色悪いけど、具合でも悪いのか?」
でも、翔がそんなヘマをするとは思えない。
「ううん……別に。」
いっその事、すべてを吐き出してしまおうか。
でも、そんなことをしたら困るのは
私だけではない。
翔「Aって……
本当に昔から変わってないな。」
横を向くと翔は少し呆れ顔で
私に視線を向けていた。
「変わってない……って何が?」
翔「こっちが大丈夫か?って聞くと
本当に大丈夫じゃないときは何も言わねぇとこ。」
保健室行くぞ、と言って列から抜けようとする翔。
貴方だって何も変わってない。
照れくささからの少し強引な優しさは昔からだ。
「体調は大丈夫だから。」
翔「何言ってんだよ。顔面蒼白じゃ説得力ないから。
表彰くらい他の部門のリーダーに任せればいいだろ。」
先生とクラスメイトの他の子に翔は声をかけて
体育館の入り口の扉に手をかけて私を手招く。
「鈴森、具合わるいんだろ。櫻井から聞いたぞ。
保健室で休んでおけ。」
動けずにいた私に担任が声をかけてきて
つんのめるくらいに背中を乱暴に押されて
翔と一緒に体育館を出るしか無かった。
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おんぷ(プロフ) - ノンさん» ニノさんの敬語使ったりタメ語になったりそういうトコを意識して書いてるのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´艸｀*)移行先でもよろしくお願いします！ (2018年9月4日 15時) (
レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
ノン - 話し方がニノすぎて好きです！可愛い（笑） (2018年9月4日 15時) (レス) id: 855a3aecb8 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - 雪白姫さん» マイペースすぎる更新でかなりおまたせしてしまっているのにそう言っていただけてとても嬉しいです！今回、更新に加えて移行しましたのでこれからもよろしくお願いします。 (2018年7月27日 20時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
雪白姫(プロフ) - おんぷさんのこのお話本当に大好きなので更新されて嬉しいです！これからも楽しみにしてます！！ (2018年6月10日 19時) (レス) id: fe25c51ee1 (このIDを非表示/違反報告)
おんぷ(プロフ) - ももニャンさん» 続きおまたせして申し訳ありません(･∀･；)本当にマイペースすぎる更新ですが楽しんでもらえるように頑張りますのでこれからもよろしくお願いします！ (2018年2月9日 21時) (レス) id: f1df5da7f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おんぷ♪
| 作成日時：2016年10月8日 23時
