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まさに目と鼻の先、身動ぎすれば切っ先が触れてしまうほどの距離で尾の先が止まった。


張り詰めた空気と静寂。波音だけが聞こえるなか 口を最初に開いたのはゾロだった。


｢……参った｣


｢くるる｣


冰龍はのそりと動いて彼の上からどいて、一瞬の間に人の姿に戻っていた。見たところ両者ともに傷はないようだ。


｢リベラ、｣


｢ご苦労、ヴィアベル。久しぶりにしては動けていたし見事な寸止めだった｣


｢本当に刺されるかと思ったぜ｣


｢そんなことはしないよ、あくまで手合わせだからね｣

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作者名：クヴァール x他1人 | 作者ホームページ：なし  
作成日時：2023年7月26日 0時

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