白波の向こう側【OP】 (ページ31) - 小説

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29 ページ31

「…わかった」

彼女は大太刀を構えたかと思えば、それを宙高くに投げた。

途端辺りは寒冷期のように気温が急低下し、霜が降りる。凄まじい冷気に辺りの空気が白くなり、ヴィアベルの姿は靄の向こうに消えていく。

「お手並み拝見だ、海賊狩りのゾロ」

けらけらとリベラは笑う。

「その剣が龍にも通用するか、試すといいよ」

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作者名：クヴァール x他1人 | 作者ホームページ：なし
作成日時：2023年7月26日 0時