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捌かれるなんてごめんである。何としてでも彼女を無事に父親の元まで送り返さなければ。
当の本人はそんなこと気にする素振りすらなく、きゅうきゅうと鼻歌を歌うように鳴き声を上げては 時折海面下を覗きながら器用に飛ぶ。
凄まじい冷気を放ちながら飛ぶため、海面は凍りつき、波に当たって砕けるのを繰り返しているようだ。
「…あぁ、そうだ。辺りにシャボン玉が浮き始めたら必ず戻れ。奴らには見つかりたくないからな」
「きゅう?」
奴ら?、と冰龍は首を傾げる。
やれやれ、ミホークは教えていなかったようだ。
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作者名:クヴァール x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2023年7月26日 0時