最強 episode33 ページ35
試験終了まで残り五分。
二人は流石にもうバラけないらしい。
うーん、しかし…ばくごー君が気づいてるかどうか微妙なところかな…。
さっき罠も張ったけど…そっちに行ってくれる保証はない。
でも考えている時間がもったいない。とりあえず、隠れて核を狙うか。
「……そこォ!!」
「ふっざけんな!!こっち核だぞ!!てか気づいてんじゃねぇよ!!」
わざわざ核はさんだ反対側から出たのにバレた!!しかも爆発!!
さっきの個性返しをまた発動して核に傷がつくのを避ける。ん、あれ…
「ギリギリ核にはさわんねぇな!!畜生!!」
「ったりめェだわ!!」
個性返したせいで後ろからせっかくつけた勢いは消えた。
その数瞬で
「触らせない!!」
核を直接持って走り出す飯田君。…でもそっちの方向は
「お前の相手はこっちだ」
「それがしてあげられないんだな」
二つ目の個性『影隠し』。ばくごー君を丁度掌が隠れるくらいまで、
影に強制的に隠す。残念ながら顔まで隠すと影の中で飲まれてしまうので掌が隠れるまで。
影の中で自由に動けるのは、個性発動者だけなんだよな。
「ンだ、これっ…」
「無理に動かないほうが良いと思うよ。下手すると体が千切れる。
…ああもちろん、飯田君も。ね?体は千切れこそしないものの、
負けを認めない悪者は必要ない怪我を負う運命だからね。
それで勝てるなら良いけど、負けてしまうならおとなしく退くべきだよ」
飯田君の進行方向には確保テープ。あせってて前を見なかったが故の負け。
今俺に背中を向けている飯田君はこのまま逃げる事ができない。
前に逃げれば確保テープ。そして左右には方向転換させてあげない。
そんな隙与える訳がない。
「あっぶな…時間ギリギリ…」
時間が経過するのは早いもんだ。残り42秒だったよ。
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燕尾(プロフ) - 斉賀さん» ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。 (2017年10月14日 19時) (
レス) id: 592a822c3a (このIDを非表示/違反報告)
斉賀(プロフ) - 続き楽しみです。 (2017年10月14日 15時) (レス) id: ebea8f3801 (このIDを非表示/違反報告)
燕尾(プロフ) - rrstyle2003さん» ありがとうございます。返信遅くなってしまい申し訳ないです。コメントが来ると続きを書く原動力になります。すごく嬉しいです。これからもこの作品を暖かい目で見守ってやってください。 (2017年8月21日 22時) (レス) id: dd42ad2c64 (このIDを非表示/違反報告)
rrstyle2003(プロフ) - すごく面白いです！！続きも楽しみにしてます！ (2017年8月8日 15時) (レス) id: 600a3b2602 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：燕尾 | 作成日時：2017年7月17日 22時
