空高く、どこまでも…【鬼滅の刃】 (ページ42)

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第33話上手な人と下手な人ページ42

全ての訓練を成し遂げた炭治郎君は、どこからか戻ってきた善逸君と伊之助君に自分の訓練方法を教えていた。

でも、お世辞にも彼の説明は上手じゃないんだよね。「こうしてこう、それでこう！」とか「ぐっとやってぐぐぐーってやるんだ！」みたいな曖昧な説明の仕方なんだよね(^^;

流石にそれではわからないんじゃないか、と思った私は助け船を出すことにした。

『炭治郎君が会得したのは全集中・常中という技なんだよ。全集中の呼吸を四六時中やり続けることによって、基礎体力が飛躍的に上がるんだ。』

蝶「その通りです。
まぁこれは基本の技というか初歩的な技術なので、できて当然ですけれども。
会得するのは相当な努力が必要ですよね。」

『しのぶさん！』

いつの間にいたんだろう。
でも、しのぶさんは教えるのがすっごく上手だから来てくれて心強い！

蝶「まぁ、できて当然ですけども。
仕方ないですできないなら。
しょうがないしょうがない。」

伊「はあ゛ーーーん！？
できてやるっつーの当然に！！
舐めんじゃねぇよ乳もぎ取るぞコラ！！」

おお、伊之助君のやる気が一気に上昇した！
でも最後らへんちょっと物騒なこと言ってるね……。

蝶「頑張ってください善逸君、一番応援してますよ！」

善「っ！( 〃▽〃)
は、はぃいいいいい！！/////」

めちゃくちゃ嬉しそうだ。
まぁ、しのぶさんみたいな美人さんに応援されたら嬉しいよね！私だって嬉しくて頑張れちゃうもんなぁ。

そして、二人は九日かけて全集中・常中を会得したのだった。