【鬼滅の刃】短編集・○○部屋とか色々！

◆お姫様抱っこ【時透無一郎】 ページ13

かまぼこさんからのリクエストです！
ありがとうございます！




《お姫様抱っこしないと出られない部屋》









『うーん……どっちがやる？』


「え？もしかしてゆりやりたいの？」


『だってこう言っちゃ悪いけど、時透くんあまり力無さそうだし……。』


「は？何それ？」



ゆりの言葉に聞き捨てならない、というような表情を向ける無一郎。
柱である彼にそんなことを言ってしまうゆりはなんて失礼なやつなのだろうか。



『あっ！ご、ごめん！』


「………(-_-#)」



謝るものの簡単に許されるはずもない。
あわあわとしているゆりを無一郎は少し手荒く横抱き(お姫様抱っこ)にした。



『わっ！あ……ぶなかったぁ。』



落ちると思った彼女は咄嗟に彼の首に腕を回してしがみつく。



「ほら、僕だってこれくらい簡単にできるよ？
あと、君すごく軽すぎだからね。こんなに軽いんじゃ鬼にすぐやられちゃうよ？」


『いや、ほんっとに舐めたこと言ってごめんなさい！！』



先程のゆりの言葉が余程気にさわったようでいつもより言葉に棘がある。



ｶﾞﾁｬｯ



「じゃあ出よっか。」


『え！？このまま出るの！？』


「そうだけど何？」


『いやいや、恥ずかしいって！お願い下ろして！』


「………。」


『下ろしてくださいっ！！』


「敬語を使ってもダメ。」


『そ、そんなぁ(´д｀|||)』

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