◆耳舐め＊【錆兎】 ページ12
あずまこぐれさんからのリクエストです！
ありがとうございます！
《男が耳舐めしないと出られない部屋》
「………。」
『………。』
先程まで任務があった花宮ゆりはいつの間にか見たこともない部屋の中にいた。
扉の近くに張られているお題に紙にも疑問はあるものの、それよりも見たこともない狐の面をつけている宍色の髪の少年の存在の方に疑問を持っていた。
『(だ、誰なんだろう？日輪刀を持ってるし鬼殺隊なのかな？でも私より若干年下にも見えるから今年最終選別を受ける子かな？)』
「俺は錆兎。お前は？」
『(普通に声かけてきた！お面で顔は見えないけど……うん、声色からして悪い人ではなさそうだね！)
花宮ゆりだよ！鬼殺隊に所属してるの……って、自己紹介はこれくらいにしてこの部屋から出るために何かしないと！』
「そうだが……このお題ってやつをやるのか？」
『いやいやいや！お互い初対面同士なんだからこんなのできるわけないって！恥ずかしすぎるよ！』
ゆりの言葉に錆兎は呆れたような視線を送っている。まぁ、面をしているため彼女には彼の表情は見えていないのだが。
『こ、この扉びくともしない！錆兎くんどうしよう！』
何とか扉を壊そうとしていたゆりだったが、どうやら扉を壊すことは無理のようだ。
「なら、やることは一つだな。」
『え！？……さ、錆兎くん？』
錆兎の方に振り向こうとしたゆりだったが、その前に彼は面を横にずらして彼女を背後から抱きしめ、耳に顔を近づけた。
『ひっ！』
耳に彼の吐息がかかって思わず変な声が出てしまうゆり。しっかりとホールドされていて逃げようにも逃げられない。
『ひゃあっ………！』
ｶﾞﾁｬｯ
耳を舐められた瞬間に扉が開く音が部屋に響いた。
錆兎の腕の力が弱まり、ゆりはチャンスだと言わんばかりに彼の腕から抜け出した。
『いきなり何なの！？』
「だが、これでここから出られるぞ？」
『それはありがたいけど………ああ、もう！ありがとね！！』
そう言いながら彼女は部屋を飛び出した。
「何なんだ？」
一人その場に残された錆兎は首を傾げたのだった。
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八重桜(プロフ) - 天の川さん» ご指摘ありがとうございます！早速訂正したいと思います。 (2020年5月3日 10時) (
レス) id: 1f745dcfc5 (このIDを非表示/違反報告)
天の川 - 大正時代は『生理』よりも『月のもの』と言うと思います。 (2020年5月3日 9時) (レス) id: 348cf1e7b1 (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - 林檎さん» リクエストありがとうございます！分かりました！順番に作っていきますので少々お待ち下さいm(__)m (2019年9月18日 18時) (レス) id: 1f745dcfc5 (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - はじめまして！リクエストなんですが有一郎で告白ってできますかね？とても面白いです読んでて楽しいですこれからも頑張ってください！ (2019年9月18日 16時) (レス) id: 3e942f49cd (このIDを非表示/違反報告)
八重桜(プロフ) - キャラメルリボンさん» そう言ってもらえてすごく嬉しいです！これからも頑張ります(^^) (2019年9月17日 10時) (レス) id: 1f745dcfc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：八重桜 | 作成日時：2019年8月16日 23時
