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私は、3人にもう恋愛はしたくない理由を話し始めた。
「大した話じゃないんだけどね笑」
と前置きをして
「大学の時に付き合ってた先輩がね、ゆうくんって人なんだけどね」
菊「うん、ゆうくんね」
「そう、ゆうくん。告白されて、付き合って…半年かなー?経ったくらいでね」
「「「うん?」」」
「なーんかおかしいなーって。デートの時もスマホ気にしてたり、たまーに影で電話してたり。」
菊「浮気されてた?」
「ね、そう思うよね!まぁ、大体合ってるんだけど笑 自分的にはもっと衝撃的だった。」
佐「衝撃的?」
「自分的にはね笑 まさかだった。」
…
…
「自分が浮気相手の方だった。」
「「「えっ…」」」
「いやー…ショックだったなー。」
中「それでどうしたの…」
「勿論、自分が身を引くよって言ったー。」
菊「止められたでしょ。」
「ふーまくん天才か!そう、止められた。俺が好きなのはAなんだって。」
菊「典型的なクズヤローだな。」
「彼女とは別れるから、少し待ってくれないかって。」
菊「それで?」
「信じちゃったよねー笑」
佐「Aさーん…」
「ねー、ばかでしょー?そこから、二股容認みたいな感じになっちゃってねー?」
菊「彼女は知らない人だったの?」
「ふーまくん鋭すぎ!天才か!彼女は私の先輩でしたー♡」
中「…」
菊「そんなの、彼女にバラしてやりゃ良かったじゃん。」
「ふまくんよ、それはあかんで。」
菊「なんでだよ。てか、また関西弁かよ。」
「彼女は1ミリも悪くないじゃなーい。彼女に自分と同じ悲しみを与えたくなかった。」
菊「お人好し。」
「うっせ!」
中「結局Aの方から身を引いたんだ?」
「そだね。別れる様子なかったからねー。初めて自分から人に別れを告げたよ。」
佐「初めて?」
「そう、私フラれる専門。」
中「そうなの?」
「重いらしいよ笑」
中「重いんだ?束縛とか?」
「束縛してるつもりはないんだけどなー…ただ、好きになると、すきすきすきー♡ってなっちゃう。」
菊「そんなの逆にかわいーじゃん。」
「若僧、最初はみんなそう言うんじゃよ。」
菊「若僧じゃねーし笑」
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作者名:こうこ | 作成日時:2019年12月26日 23時