ブサイク革命【イナgo】 (ページ8)

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土日を挟み、今日は月曜日。

授業参観はついに明日だ。

親が見に来るだけ、親が見に来るだけと、念仏のように心の中で唱える。
今日じゃないのに、アホか私は。
とか一人でツッコミを入れながらも、念仏を未だに唱え続ける。

そもそも何故こんなことをしているのかというと、今、明日の授業参観についての話を聞いている途中だからだ。
あ、因みに教科は道徳らしい。・・・何故道徳？

そんなことを考えていると突然、先生の口から核爆弾級の言葉が発せられた。

「あ、そうそう、二人一組でする学習があるから、パートナー決めとけよー」

・・・な、なんだってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ((ry

いや、先生！？
あなたぼっち敵に回したよ！？

え、え、いやちょっと待って。マジで私どうすればいいんだよ。
周りを見渡してみるも、私とペアを組んでくれるような親切な人はいない。(失礼)

もういっその事一人でもいいかな、いいよね！
一人で二役すればいいよね！

と、意味の分からないことを考えながら一人で焦っていると、誰かが私に声をかけた。(なにコレデジャヴ)

「ねぇ、僕とペア組まない？」

『・・・え、えぇ！？ちょっと待って、え？だって照美くん他の人からも誘われてたじゃないですか！！』

いや嬉しいんだけどね？嬉しいんだけど・・・照美くんの後ろの女子が怖い。
真面目に怖い。
だってリーダー系女子ならまだしも、ふんわりかわいい系女子まで睨んでるもん！
とりあえず睨まないでお願い！照美くんはあげますからぁ！！

「ははっ、やっぱり面白い、君」
『はいぃ？』

意味が分からない、こんな私が面白いですと？
ここまで来ると、若干疑いたくもなる。

「でも僕、裏表とかない子が好きだし。この後ろにいる子たちなんか、今もAちゃんのこと睨んでるでしょ？だから、僕に隠れてこういうことしないAちゃんとがいいな～」
『は、はぁ・・・』

後ろの女子は睨むのをやめ、呆然とした顔で照美くんを見ている。
あれ、これなんか面白い。

っていうか照美くん。
さっきのわざと女子群に聞こえるように言ったよね。
だって私見たよ、照美くんがニヤって笑って若干後ろの様子を伺ってたの。私見たんだからね。

こうやって私が無駄なこと考えてる間に照美くんは、よーしけって～い、とか言ってニコニコしている。

まぁ、いいや。
時にはこういうことも。

『じゃあ、よろしくお願いします』

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照美くん可愛い。(真顔)