9話 ページ10
シルクside
昼だーーーー!
あーーお腹空いた。
シルク「よし!
空き部屋行くぞ!」
いつものメンバーを引き連れてご飯を食べに行く。
うちの中学は屋上が空いてないから漫画みたいに屋上でご飯を食べることができない。
ただ音楽準備室"だった"部屋がある。
兄貴の代くらいに、中学校に別館ができたのだ。
音楽室とか、家庭科室とか実習に使う教室が揃った建物だ。
なので元の教室が空き部屋になっている。
家庭科室とか火が使えるような教室は施錠されているが、視聴覚室や音楽室は鍵が開けっ放しになっている。
俺らはその他音楽準備室でいつも飯を食ってる。
マサイ「うーっす。」
ンダホ「おー、遅かったじゃん!
どしたの?」
マサイ「ほれ。」
後ろからひょこっと顔を出したのはAだった。
シルク「おーっ一緒に食う?」
A「おじゃまします……。」
ダーマ「かしこまりすぎでしょ(笑)」
皆それぞれお昼ご飯を広げる。
中学生男子だから皆それなりに食う。
中でもダントツに食うのは運動やってるンダホとかザカオがめちゃくちゃ食う。
それに続くようにモトキもめちゃ食う。
ペケ「え?そんだけ?」
Aのご飯を見ると、とーにかくちっせぇ。
これじゃ足りんだろ!
A「フルーツが好きなの」
ニコニコしてるがお昼ご飯が手のひらサイズのタッパーに詰められたフルーツ。
ザカオ「足りる?俺の食う?」
ンダホ「俺のもあげるよ…女の子ってこんな食べないもんなの?」
A「皆のが減っちゃうから大丈夫だよ!」
シルク「大丈夫じゃぁねえから食え食え!
俺らの飯は気にすんな!どーせみんな放課後に購買行くんだから(笑)」
A「じゃあお言葉に甘えてっ」
おどおどしながら皆からもらったおかずとかちぎってもらったパンを頬張る。
少しずつしか口に入っていかないのと、食べたらすぐにほっぺがぷくっと膨らむのを見てリスみたいだと思った。
シルク「Aさ、部活とかやってんの?」
A「やってないけど……」
シルク「放課後さ、遊ばねぇ?皆で。」
A「いっいいの?」
シルク「おぉーおいでおいで。
じゃあ放課後もこの教室集合で!」
お昼休みが終わり5限目の授業にそれぞれ向かう。
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作者名:えな | 作成日時:2022年6月11日 19時