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時透「その時の心拍数は二百を超えていたと思います。さらに体は燃えるように熱く、体温の数字は三十九度以上になっていたはずです。」
胡蝶「!?そんな状態で動けますか?命にも関わりますよ。」
時透「そうですね、だからそこが篩にかけられる所だと思う。そこで死ぬか死なないかが、おそらく痣が出る者と出ない者の分かれ道です。」
心拍数を二百以上に、体温を三十九度以上……なんてやり方だ。
心拍数はまだしも、三十九度の体温で動くなんて…そんなことしたことない。
できるだろうか、私に……
胡蝶「では、痣の発現が柱の急務となりそうですね。」
悲鳴嶼「御意。何とか致します故、お館様にはご安心召されるようお伝えくださいませ。」
あまね「ありがとうございます。ただ一つ、痣の訓練につきましては皆様にお伝えしなければならないことがあります。」
…伝えなければならないこと?
痣の訓練は、何か特別なことをしなければならないのだろうか。
それとも…
あまね「もうすでに痣が発現してしまった方は選ぶことができませんが……痣が発言した方は例外なく__」
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悲鳴嶼「なるほど…しかしそうなると私は一体どうなるのか…南無三…」
正直驚いた。……今までの剣士、始まりの呼吸の剣士たちもそれを覚悟して戦っていたのだろうか。
ならば私も覚悟を決めなければ。
それに、恒は痣の訓練を…痣を発現させてはいけない。
冨岡「あまね様も退出されたので失礼する。」
私の前の方で水柱様が立ち上がる。
この場の全員が困惑する中、風柱様が止めに入った。
不死川「おい待てェ失礼すんじゃねぇ。それぞれ今後の立ち回りも決めねぇとならねぇだろうが。」
冨岡「八人で話し合うといい、俺には関係ない。」
水柱様が自分の話すことに言葉が足りなさすぎて、他の方と衝突してしまうところは何度か見た。
またこんなやり取りだ…と思っていると今度は蛇柱様が止める。
伊黒「関係ないとはどういうことだ、貴様には柱としての自覚が足りぬ。それとも何か?自分だけ早々に鍛錬を始めるつもりなのか、会議にも参加せず。」
冨岡「……」
甘露寺「あっ」
その言葉も届くことはなく、水柱様は部屋を出ていこうとする。
それにはさすがに他の方も声をかける。
不死川「テメェ、待ちやがれェ!」
胡蝶「冨岡さん、理由を説明してください。さすがに言葉が足りませんよ。」
冨岡「……俺は、お前たちとは違う。」
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彩弥 Ayami(プロフ) - みさきさん» ハゲ散らかすくらいお易い御用でやっさ!!(?????) (2022年11月21日 12時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 一緒にハゲ散らかしましょ💪🏻💪🏻(((え? (2022年11月20日 22時) (レス) id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - みさきさん» 私は大抵執筆の際のキャラの名前や性格は他作品から持ってくるのですが…あまりたくさんの人に知られていない作品ばかりなので今回も八割自己満だったんです(笑)私と嬉しすぎて禿げそう((((( (2022年11月20日 22時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - え、嬉しすぎる…🫣🫣4人兄弟は私もコウ君推しです🫶🏼え…嬉しすぎて禿げそう(((( (2022年11月20日 21時) (レス) id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます!受験ってほんとに大変ですね……1年の時から真面目に勉強しなかったことが悔やまれます(笑)高校入ったら今度こそは、1年から真面目に勉強を…!!大学進学を望まれてますし。(応援嬉しいです!!ありがとうございます!) (2022年11月20日 21時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩弥 Ayami | 作成日時:2022年10月8日 20時