神と呼ばれた女隊士＿ver.2【鬼滅の刃】

Ordinary Day＿番外:柱vs柱.1 ページ41

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このお話は、柱稽古期間の柱同士の手合わせのお話です。

原作では義勇さんと実弥さんがやってたので、ここでも書きたくなってしまった……


一人一人が短いです。胡蝶さんがいません。
悲鳴嶼も思いつかないので書けないですほんとにごめんなさい。
終わり方がセンス無。


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○ｖｓ冨岡義勇


水柱様は、技が繊細だ。
それに本人がしなやかに動くからか、または水の呼吸なために応用させやすいのか、少し動きが掴みづらい。


｢参ノ型、須佐之男・暴虐波乱＿！｣

冨岡｢肆ノ型、打ち潮。｣

｢っ！｣


上から攻撃を仕掛けた私は、逆に水柱様の下からの攻撃に反応が遅れる。

なんとか避けたものの、咄嗟に跳んだので重心が悪く姿勢もめちゃくちゃだ。

でも、恒との手合わせをよくしていたためにこの手の場面での技の出し方に慣れてきた。


ここは……弐ノ型だ！！




さて、次に互いの木刀がぶつかる時、一体勝者はどちらだろうか。


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○ｖｓ甘露寺蜜璃


甘露寺さんは、そもそも刀の形が他の方とは違うのであまり捻った技は出さない。

もちろん、彼女が木刀を使うのがあまり慣れてないために、少しずる賢いような技を出すつもりもない。


優しさとも、愚かさともとれる選択だろう。



甘露寺｢行くわよ！｣

｢はい…！｣


すれ違い様に呼吸を使い、すぐに向き直り打ち合いを、距離をとってまた詰めて、

典型的な戦いのように思えるが、それは他の隊士からしたら実力が段違いすぎて身震いしてしまうのだろう。


それにしても、甘露寺さんって本当に体が柔らかい。
そうでなければあんなしなる刀は使えないのだけど。




この後私は、最初の考えを後悔する程の甘露寺さんの実力を目の当たりにする。


やはり人を侮ったり、悪く言えば舐めてしまうことなど良くないことだった……。


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○ｖｓ時透無一郎


正直驚いている。
本当に私の目の前にいるこの男の子は14歳なのか。

彼の瞳から透けて見える好奇心、闘争心、どう考えても年相応のものではない。


時透｢こんな時に考え事ですか？＿＿｣

｢っ！いいえ、そんな余裕なんてありませんよ。｣


霞を纏った彼の出で立ちはまるで成人男性。


時透｢八重霞！！｣

｢天叢雲！！｣


……だが時々見せる、興奮によるものなのか、余裕によるものなのか。


時透｢ふっ……｣

｢………＿！？｣


なんにせよ、その微笑みは唯一彼に残された14歳ならではのものなのかもしれない。

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