神と呼ばれた女隊士＿ver.2【鬼滅の刃】

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*


五日後


あれから、結構な人数のの隊士がここに来た。
大半が疲れきった顔してたけどな。

まっ、そりゃあ疲れるかー


｢ふぅ…一先ず休憩な！｣


全員にそれぞれ水筒を渡す。
どいつもそれを食い気味に受け取った。

んー…さすがに水分は決まった時間じゃなくてこまめに取らせた方がいいか。
死なれたらさすがに困る…。


いまんとこ俺に一撃当てられたやつはいない。

みんな、体制崩すとテンパって技が出てこないみたいだ。
なんでかねー…稽古だからまだ気い張らなくていいしできると思ったけど。

相手が鬼だったら死んでるからな…なんとかしねえとな。


………でも、こればかりはただひたすら手合わせしまくるしかねえんだよ…

やべえ、Aの｢教えるの下手｣って言われたのが完璧に当てはまっちまう。

これあいつに知られたら最悪だな…


｢はぁ……俺も教え方を学んでく必要がありそうだ…｣


まあ、一先ずこれだけは伝えてやるか。

俺は床に座り込む隊士達の前に立つ。
当然みんな不思議そうに俺を見てくるわけだが……

深呼吸を一つ。

俺はAの言う通り教えんのが下手なんだろうな。だって、今はとにかくこれを伝えることしかできねえんだから。



｢……いいかお前ら。どんなときでも、



技を出すことだけを考えろ。｣



隊士(かまぼこ含む)｢｢！！｣｣




｢鬼を倒すときも、怪我負いそうな仲間を助けるときも、呼吸…型を使えなきゃどうにもなんねえんだよ。



体制崩したからなんだ！それくらいで戦えなくなるほどお前らは弱いのかよ！



悩むな、躊躇うな、臆するな！！



＿＿刀振らなきゃなんも始まんねえんだよ！！！｣

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