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恒side
次の日
目の前には、木刀を持って準備万端の炭治郎、善逸、そして伊之助。
「っし、じゃあ早速やるかー!」
俺は木刀を持って意気揚々の言う。
こいつらまじで強いって話だから、正直稽古楽しみだったんだよなー!
だが、俺の気分に反して目の前の3人の頭の上には『?』が浮かんでいる。
炭治郎「……何をやるんですか?」
「…………あ、そうだな。何やるんだろ。」
善逸「(決めてないんかい!!)」
ざっくりと稽古の内容は決めてたけど、いざとなると忘れちまうもんだなー…
まずは説明から始めねえと!
「Aからも言われたよな、俺の稽古は『呼吸応用』。型をそのまま使うんじゃなくて、それぞれの状況に合ったそれぞれの使い方をするんだ。」
すると、炭治郎が少し反応した。
さてはもう既に応用やったことあったり?
まあ、だとしてもまだひよっこだろうけどな。
それに触れず説明を続ける。
「こういう応用みてえなのは、反応速度と一瞬で物事を判断できる頭が必要なんだよ。だから、同時にどっちも鍛えられるかるた……Aんとこでやったろ?」
今度は全員が反応した。
俺は木刀を手でくるくる回転させながら話し続ける。
ずっと暇で練習してたらあっという間にできるようになっちまったなこれ…
「自分で言うけどよ。俺、戦闘でねばるのが得意なんだ。本来の型の使い方と少し違っても威力出せるっつーか……すっげえざっくりいうと、本当は刀を縦振りで攻撃するような型を、体制が崩れてる時に横振りで攻撃する……みたいな?」
Aと手合わせするときも、大体俺が最後の最後までねばって勝つことあるからな。
俺はほぼどんな体制でも技を出せるけど、Aはその点においては俺より劣る。
あいつも少し悔しがってたなー。
あんま顔に出てねえけど、あれは意外と悔しがってた顔だ。
こっそりそれを練習してんのも知ってるし。
言ったらどうなるかわかんねえけど…
「ってわけで……」
俺は木刀を持ち直し、炭治郎たちの方へ向けた。
「こっから約2週間……俺がひたすらお前たちの不意をついて、体制を崩すような戦い方をしてやる。その状態で少しでも多く俺に一撃入れてみせろ。」
急に変わった俺の気配に、三人は少したじろぐ。
俺はすっと目を細め、微かに口角をあげた。
「ま、そう簡単に入れさせる気なんてねえけどな…」
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彩弥 Ayami(プロフ) - みさきさん» ハゲ散らかすくらいお易い御用でやっさ!!(?????) (2022年11月21日 12時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 一緒にハゲ散らかしましょ💪🏻💪🏻(((え? (2022年11月20日 22時) (レス) id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - みさきさん» 私は大抵執筆の際のキャラの名前や性格は他作品から持ってくるのですが…あまりたくさんの人に知られていない作品ばかりなので今回も八割自己満だったんです(笑)私と嬉しすぎて禿げそう((((( (2022年11月20日 22時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - え、嬉しすぎる…🫣🫣4人兄弟は私もコウ君推しです🫶🏼え…嬉しすぎて禿げそう(((( (2022年11月20日 21時) (レス) id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます!受験ってほんとに大変ですね……1年の時から真面目に勉強しなかったことが悔やまれます(笑)高校入ったら今度こそは、1年から真面目に勉強を…!!大学進学を望まれてますし。(応援嬉しいです!!ありがとうございます!) (2022年11月20日 21時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩弥 Ayami | 作成日時:2022年10月8日 20時