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通りすがりにこちらを見ては驚く人、隣で積み上げられていくお皿、げっそりとした甘味処の店主。
そしてそれを、いつもとは想像できないほど優しい目で見つめる蛇柱様。
どういう状況なんだ…？
甘露寺｢あー！やっぱりおいしいわ、ここのお店！｣
伊黒｢やはり、甘露寺の選ぶ店に間違いは無いな。｣
甘露寺｢もう、伊黒さんったら！｣
嬉しそうに笑った恋柱様は、今度は隣で黙々と餡蜜を食べる私に話しかける。
甘露寺｢Aちゃんもおいしい？｣
｢はい、こんな美味しい餡蜜食べたことないです！｣
実は餡蜜を食べたことがあるのはほんの数回なのだが。
でも、ほんとに美味しいのは確かだ。
私がまた餡蜜を食べる手を動かし始めると、何か視線を感じる。
｢…恋柱様…どうかしました？｣
もちろん悪意はないので、苦笑いでそう問う。
甘露寺｢あっ、…大したことじゃないのよ！？えっと…名前で読んでくれないんだなって…｣
その会話に既視感を覚える。
しかも数日前の出来事。
甘露寺｢今日、柱稽古のことを話し合ってた会議の時、時透くんの呼び方が変わってたし…｣
｢あれは蝶屋敷にいた時に、本人から直接言われたんですよ。｣
甘露寺｢えっ！そうなの！？じゃあ、私の呼び方も変えて！｣
私が事の経緯を簡潔に返すと、今度は恋柱様が食い気味に言う。
……こんなキラキラした目に背くことができる人はいるのだろうか…。
｢…はい、いいですよ。甘露寺さん。｣
そう言った瞬間、甘露寺さんの表情がパァァっと輝く。
そして蛇柱様の方を向いて
甘露寺｢伊黒さんも呼んでもらお！｣
伊黒｢！？｣
蛇柱様は明らかに先程と同じような｢何故俺に聞く！？｣というような表情をする。
しかし甘露寺さんはそんな様子に全く気づかない。
…そんな純粋さが少し羨ましい。
困ったような顔を一瞬で消し、いつも通りの雰囲気で話す。
伊黒｢別に構わない、俺だって名字呼びだしな。｣
甘露寺｢じゃあ決まりね！｣
満面の笑顔になって｢仲良しって良いわね〜！！｣と言うと、甘露寺さんはまた大量の桜餅を注文した。
せっかくだから…と思って、私もわらび餅を頼む。
予想通り、いやそれ以上に絶品だった。
……『また』来れるだろうか。
そんなわらび餅にかかった黒蜜のような、はたまた先程食べた餡蜜のように甘い夢に思いを馳せて、また一つお餅を口に運ぶ。
私たちが甘味処を出るのはもう少しあとの話。
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彩弥 Ayami(プロフ) - みさきさん» ハゲ散らかすくらいお易い御用でやっさ！！(？？？？？) (2022年11月21日 12時) (
レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - 一緒にハゲ散らかしましょ💪🏻💪🏻（（（え？ (2022年11月20日 22時) (レス) id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - みさきさん» 私は大抵執筆の際のキャラの名前や性格は他作品から持ってくるのですが…あまりたくさんの人に知られていない作品ばかりなので今回も八割自己満だったんです(笑)私と嬉しすぎて禿げそう((((( (2022年11月20日 22時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
みさき(プロフ) - え、嬉しすぎる…🫣🫣4人兄弟は私もコウ君推しです🫶🏼え…嬉しすぎて禿げそう（（（（ (2022年11月20日 21時) (レス) id: 11232c2a4c (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - かおりさん» コメントありがとうございます！受験ってほんとに大変ですね……1年の時から真面目に勉強しなかったことが悔やまれます(笑)高校入ったら今度こそは、1年から真面目に勉強を…！！大学進学を望まれてますし。(応援嬉しいです！！ありがとうございます！) (2022年11月20日 21時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：彩弥 Ayami | 作成日時：2022年10月8日 20時
