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霞柱様が扇を持った鬼に飛ばされた方角は、木が生い茂る林だった。
視界が悪くて動きづらい場所だ。
数分走っても霞柱様の姿が見えないため、焦りが募る。
なぜなら今ごろ、霞柱様はもう一体上弦の鬼の相手をしているはずだから。
「!」
鬼の気配が強くなった。
近くに霞柱様も…_
時透「もういいからさ、早く地獄に行ってくれないかな。」
あれは、霞柱様!鬼の首を切っている!
だが、その霞柱様の顔に疑問を覚える。
もちろん痛々しい怪我なのだが、それ以上に。
あれは、痣……?
私は刀鍛冶の方に声をかけられる霞柱様に近づく。
「霞柱様、大丈夫ですか!?」
鉄穴森「おや、これは無神様!助けてください、時透様が……」
霞柱様の方を見ると、はあはあと浅い息を繰り返し、身体も小刻みに震えている。
鉄穴森さんに戦闘のときに何か攻撃を受けなかったかと聞こうとしたところで、霞柱様が泡を吹いて倒れてしまった。
えーっと、確かこういうときは__
小鉄「横向きにした方がいいですよ。」
頭上から聞こえた幼い声。
服のいろいろなところに血がついて怪我をしている小鉄くんだった。
鉄穴森「わああ!?小鉄少年の亡霊!?」
鉄穴森さんはどうやら小鉄くんが怪我をしていた様子を見ていたようだ。
見た感じ致命傷はなさそうだけど、鉄穴森さんは鳩尾がああだこうだと言っている。
すると小鉄くんが懐からあるものを取り出す。
小鉄「炭治郎さんから、新しい刀につけてほしいって言われてたんですよ。」
「!」
煉獄さんの刀の、鍔…!!
鼻がツンとして目の前が滲む。
しばらくの間心の中にしまわれていた感情が、一気に溢れ出そうになった。
まさに、今しゃがんでいる私の足元で霞柱様が涙を流しているように。
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奇跡 叶(プロフ) - 頑張ってくださいね!いつも楽しみに読んでいます! (2022年10月3日 22時) (レス) id: d4674379cc (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - わああ!!ありがとうございます!!ログイン初のお気に入り登録が私の作品だとは……!めっちゃ嬉しいです!しかも神作品だなんて!まじで感謝です!嬉しすぎます! (2022年10月3日 19時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
奇跡 叶(プロフ) - ログインしたので初めて、お気に入りに入れさせてもらいました!こんな神作品を作っていただきありがとうございます! (2022年10月3日 2時) (レス) id: d4674379cc (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - めちゃくちゃ遅れました!ありがとうございます!直しときました!!(完全に私の名前でしたねこれ。) (2022年9月13日 20時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
凛 - 8話の柱合会議のところで、名前がサキになったりツバキになったりしてるんですけど、間違いではないですか?間違えじゃなかったらとっても申し訳ないです…返答お待ちしてます。 (2022年7月3日 13時) (レス) @page10 id: d423b81b26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:彩弥 Ayami | 作成日時:2021年12月25日 21時