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突如、風柱様が口を開いた。

その表情は、私が柱になって開かれた緊急柱合会議の時とよく似ている。

いや、同じだ。これは__


不死川「お前は何で鬼殺隊をやっている?」


やっぱり……これ毎回聞いてるのかな…。

ちらっと恒を見る。答えにくいような質問を投げかけられて戸惑ってると思ったのに、そんな素振りは全くなかった。

むしろお館様の隣になったときと大違いで、恒の自然な真剣な顔だ。


恒「んなの、考える必要ねえな。」

不死川「あァ?」


恒、敬語が外れてるよ。

そんな心の中の呟きなんて届くはずもなく、一応先輩であるはずの風柱様にタメ口で恒は続ける。


恒「守りてえものがあるからな。…可愛い弟の悠馬と梓、あと大好きな母さん。約束だけじゃなくて、俺が守るって決めたんだよ!」


眩しい笑顔で恒はそう言った。

私が、恒の親友になれて良かったと思うと同時に、この場の柱たちは恒の家族関係について何かを察したようだった。

恒の思いを聞いた風柱様は、何か考えている……いや、思い出しているようだった。


不死川「……はっ、そうかよォ。」


私の時と同じ、すぐひきさがってくださった。

と、思ったが。


風柱様がこちら…違う、恒にズンズン近ずいてくる。
そして恒の胸ぐらを掴んで有無を言わさず引っ張って(引きずって)行きながら呟く。


恒「え、何_うおっ!?」

不死川「てめェみてえなひよっこがタメ口聞くとは上等だァ……来い、ぶっ飛ばす。」

恒「はあ!?」


どう考えても強引すぎるけど、先輩にタメ口を聞いた恒も悪い。

そう思って私は暖かく見守った。


風柱様は少し開けたところに恒を引きずっていき、どこからともなく木刀を取り出す。

いやどこから取り出してるんだろう……。


不死川「持てェ、手加減はしねェからなァ。」

恒「はっ、望むところだ!!あ、そうだ、Aー!」


生き生きとしながら恒はそう返すと、今度は私を呼んだ。

なんでも、審判をしてほしいとのこと。
まあそれだけなら…と思い私は2人がよく見える場所に立った。

……合図ってどうすればいいんだろう。



数秒悩んだ末、私は右手を上にあげ勢いよく下に降ろす。

「では、行きます。始めっ!!」

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奇跡 叶(プロフ) - 頑張ってくださいね!いつも楽しみに読んでいます! (2022年10月3日 22時) (レス) id: d4674379cc (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - わああ!!ありがとうございます!!ログイン初のお気に入り登録が私の作品だとは……!めっちゃ嬉しいです!しかも神作品だなんて!まじで感謝です!嬉しすぎます! (2022年10月3日 19時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
奇跡 叶(プロフ) - ログインしたので初めて、お気に入りに入れさせてもらいました!こんな神作品を作っていただきありがとうございます! (2022年10月3日 2時) (レス) id: d4674379cc (このIDを非表示/違反報告)
彩弥 Ayami(プロフ) - めちゃくちゃ遅れました!ありがとうございます!直しときました!!(完全に私の名前でしたねこれ。) (2022年9月13日 20時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
- 8話の柱合会議のところで、名前がサキになったりツバキになったりしてるんですけど、間違いではないですか?間違えじゃなかったらとっても申し訳ないです…返答お待ちしてます。 (2022年7月3日 13時) (レス) @page10 id: d423b81b26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:彩弥 Ayami | 作成日時:2021年12月25日 21時

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