神と呼ばれた女隊士【鬼滅の刃】

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炭治郎side




柱…っていう人達の前に行ってから数日が経った。

正直、禰豆子が殺されてしまうかもしれないと思ったけれど、御館様のおかげで俺たちは助かった。

鱗滝さんも冨岡さんも、あんな風に思っていてくれてたなんて…感謝してもしきれないな。



あの場で忘れられないことが1つある。

10人いた柱の中に、不思議な匂いのする人がいた。

銀髪に金色の目…。初めて見た人だった。

あの人は、見た目から冷たそうな人に見えるけど
匂いは暖かくて。
俺があそこで目が覚めた瞬間、たくさんの非難の声をあびる中で
あの人の、俺を純粋に心配する匂いがした。


なんだか神聖な匂いもしたし…只者じゃないかもしれない。
一体どういう人なんだろう。
会って話してみたいな。


隣りでは、いつもの如く善逸が苦い薬を拒否をしている。


炭治郎｢善逸、その薬を飲まなきゃ治るものも治らないぞ。｣

善逸｢じゃあ炭治郎も飲んでみろよ！！絶対吐くからな！！｣

伊之助｢うるっせえよ紋逸！！｣

善逸｢俺の名前は善逸だ！｣

アオイ｢早く薬飲んでください！｣


これはまたしのぶさんが怒ってこの部屋に来そう…

と思った瞬間、微かに嗅いだことのある匂いがした。
この部屋の外。扉の前で立ち止まっている。

炭治郎｢(良かった、鼻も正常になってきてる…。…でも、誰だろう。…まさか…)｣


数秒揺らがなかった匂いが、疑問に思う匂いに変わった。
そこから扉が開くのに、それほど時間はかからなかった。

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