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淳太くんと2人の空き教室。
「ほんまにごめんな遅くなって。
何にも気付かんくてごめんな..」
淳太くんはずっとごめんを繰り返す。
「なんかされた？怪我してへん？」
「ううん、何にもされてないよ..？
ちょっと擦りむいたくらいだし
怪我もしてないから全然大丈夫っ。」
「ちゃんと守りきれてないな俺..
ほんまごめん。怖かったやろ..」
隣に座っていた私を抱き寄せた。
さっきの力ずくで触られたのとは違う
いつもの優しい淳太くんで..でもやっぱ
少しびっくりして肩が少し上がった。
「A..？今一緒におるのは俺やで？
ちゃんとこっち見て？大丈夫やから。」
つぶってしまった目を開けると
悲しそうに笑う淳太くん。
「これからは誰にもこんな事
ぜったいさせへんからな。..ごめん。」
そう何度も何度も繰り返し謝る
淳太くんに大丈夫だよの意味を込めて
初めて私から唇にキスをした。
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作者名：えぴたん | 作成日時：2019年8月24日 22時
