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《junta side》
「なあなあ淳太？」
少し険しい顔で話しかけてきたのは
学年イチ イケメンな流星。
「なんかよーわからん話聞いたんやけど
Aちゃん大丈夫やろか..まだ来てへんの？」
流星からいきなり出たAの話。
「えっ？何のこと？なんかあったん？」
「なんかな？たまにしか学校来やん
奴らがにやにやしながら空き教室で
Aの話しとったんよ、俺そこで
寝とったからうっすら話聞こえて..」
「ありがとう流星！」
「ええで！何もないとええけどなぁ..」
しげと小瀧が2人で歩いてくるのが
見えた瞬間、とても嫌な予感がした。
「なあ！Aは？」
「なんか職員室行ってから行くから
先行っててって言われてん。どした？」
「あかんわ、うちの姫が攫われた」
しげも小瀧も神ちゃんも顔を合わせて
ぽかんと頭の上に？マークを浮かべた。
「攫われた姫、助けに行ってくるから」
とだけ言い残し流星が言っていた
空き教室へ向かう途中最近ずっと
絡んで来るあのべっぴんさんに会った。
「淳太くん今日お昼一緒に..」
「うちの姫が一大事やねん！
あと泣かせたら女でも許さへんで？」
空き教室のドアをガラッと開けると
いかにもやんちゃそうな男に囲まれ
ワイシャツのはだけたAがいた。
「じゅんた..くんっ...」
目から大粒の涙を流したAは
必死に俺の助けを求めて名前を呼んだ。
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作者名：えぴたん | 作成日時：2019年8月24日 22時
