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「もうっ淳太くんが
泣かせたんだからねっ。」
なんて言って涙を拭こうとした
右手の薬指にきらりと光る指輪。
「...えっ？」
「男よけと俺の呪い♡」
なんて笑いながら右手を掲げる
淳太くんの右手には私と同じ
きらりと光る指輪がついていた。
「いつか左手に着けたるから
それまで右手で我慢しー？」
なんて照れながら笑う淳太くんに
ぎゅっと抱きつき拭ったはずの
涙がまたぽろぽろと溢れ出てきた。
「もう泣くなゆーとるやろ！
可愛い顔が台無しやで？姫？」
「淳太くん..ありがとうっ..
一生大切にする！宝物っ！」
「ほら、泣かんで？
みんな待っとるやろうし
みんなんとこ行こう？」
「...うんっ！」
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作者名：えぴたん | 作成日時：2019年8月24日 22時
