⇒ 最甘彼氏《淳太くん》 third. (ページ21)

今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:40,049 hit

⇒ 21 ページ21

.

.

《junta side》

「そろそろAちゃんに
会わせてーな！会いたい！」

「淳太の将来の奥さんやろ♡
今のうちから挨拶しとかな♡」

なんて初めて連れていく彼女に
俺よりオカンが盛り上がっていた。

「ほんま可愛ええからな？
覚悟しときや？天使やで？」

「よくそんな子が淳太と..」

「なんやねん！やかましいわ！」

なんていつかのやり取り。

今は俺の家の前で目をぱちくりさせて
緊張した様子で棒立ちしているA。

「そういえば淳太くんって
お坊ちゃんだったんだよね..
敷居が高すぎて入れない..」

たしかに会社を経営している家系で
家もそこそこ立派やしボンボンとして
育てられた自覚のある俺はこれが
普通なんかと思ってたんやけど..

口に手を当ててびっくりしている
大天使を見たら普通じゃないと分かった。

「大丈夫やで？普通の家やから。」

なんて言ってAの手を握り
玄関まで続く長い道を歩いた。

ーーーーーガチャッ。

「おかえり♡淳太とAちゃんっ♡」

玄関先で待ち構えていたオカンに

「はっ..はじてまして！

いつも淳太くんに
お世話になっておりますっ
櫻井Aと言いますっ！」

「こちらこそいつも
淳太がお世話されてます。

しっかりした子やねぇ♡
さっ、上がって上がって？」

オカンはパッと笑って俺の耳元で

「ほんまに淳太の彼女なん？
可愛すぎひん？騙されてんとちゃう？」

なんてクスクス笑っていた。

.

.