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お昼、淳太くんは少し驚きながら
「なんでAジャージなん？」
「ジャージでも可愛ええやろ？
俺が着て欲しくて着せてん♡」
なんてのんちゃんなりに
淳太くんには知られたくないって
言った私の事をフォローしてくれた。
「A？なんかあったやろ？」
淳太くんは鋭い。
「えっ..？なんもないよ？」
「なんもないわけないやろ
そんな顔してたら分かるわ。
受験だからって気にしてくれて
何も言わんなんて逆に気になって
何にも集中出来ひんねんけど..？」
「淳太ごめんっっ！！！！」
私が話し出す前にしげとのんちゃんが
淳太くんに向かって頭を下げた。
「なんで2人が謝るん？なんかしたん？」
「さっきな、水かけられてん。
その前からもなんか様子変やったのに
忙しいから淳太には言わないでって
気にしてるAの事思ったら
何にも言えんくて..隠しとった..」
「水かけられたってどゆこと？
あっ..いや2人は謝る事なんもないで？
むしろ俺がおらんところでちゃんと
Aの事守ってくれてるやん。
Aほんま？」
「...うんまぁそうなんだけど..
でもこのくらい大丈夫だよ？
しげとのんちゃんもいるし！
私にわざとやろうとしてたのかも
わかんないし気にしないでね..？」
「気にしないわけあらへんやろ
そんなことするやつありえへんわ
A大丈夫？寒かったやろ？」
淳太くんが珍しく怒っているようで
でも私を優しくふわっと包んでくれた。
大丈夫..みんながいるから大丈夫..。
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作者名：えぴたん | 作成日時：2019年8月24日 22時
