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《junta side》
「なあ？神ちゃん？
うちの姫に張り付いとる
あのバリイケメンはなんや..」
「あー。ほんまや。
初めて見る顔やな。
...にしてもかっこええな」
「かっこええちゃうやろ！
なんやねん！どーゆーことや！」
「小瀧、これが唇王子やで。」
「誰が唇王子や！」
目の前に来た俺の姫に張り付く
高身長イケメン...あれ？
どっかで見た事...
「あーー！」
「初めまして！小瀧望です！」
夏休みにAとカフェに行っとった
幼なじみや！思い出したわ！
「のんちゃん、転校してきたんだけど
まさかの同じクラスでしげとももう
仲良くなったしみんなでお昼いい？」
なんて上目遣いで聞いてきたA。
ほんまに可愛ええねんけど...。
いつまで張り付かれとんねん。
「小瀧、唇王子に殺される前に
Aから離れんとやばいで？」
「のんちゃん重たいから..」
「久しぶりに会えた婚約者やねんから
ずっとくっついてたいやん？なあ？」
「あーあ。淳太最強のライバルやな。」
なんて神ちゃんとしげは笑ってるけど..
婚約者てどーゆーことやねん！なんなん！
「のんちゃん？紹介するね。
私の彼氏の淳太くんと、神ちゃん先輩」
「彼氏？！？！なんでなん？！？！
俺とAあんなラブラブやったのに..」
「そーゆーことやねん。小瀧、諦めや」
「淳太くん、神ちゃん先輩？
のんちゃんは私の幼なじみで今日
転校したきたばっかりだから
仲良くしてあげてくださいっ。」
なんてにこにこ笑っとるけど
ヤキモチと不安が止まらんわ..。
神ちゃんとしげは人懐っこい小瀧と
もう仲良くなっとるし..やれやれ..
でも悪いやつやなさそやし、
Aの事大事にしてきてくれたやつやし
それになによりAが大切なやつは
俺も大切にしていきたいからな。
「淳太くん、のんちゃんのことも
これから面倒見てあげてねっ？」
...幼稚園児が1人増えんねんな。
「おう！よろしくな淳太♡♡」
「呼び捨てすんなや！！！」
こうして幼稚園児が1人増えましたとさ。
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作者名：えぴたん | 作成日時：2019年8月17日 9時
