⇒ 最甘彼氏《淳太くん》 second. (ページ43)

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あっとゆーまに楽しかった
夏休みも終わってしまった。

淳太くんは受験生で毎日
勉強をしていたみたいだけど

たまに家に寄ってくれたり
毎日電話をくれたり

少しも寂しくなかった。

いつも通り登校すると

「なあなあ！転校生来るんやて！」

なんてしげがいつもより騒がしかった。

私は休み明けなのに少し体調が悪く
机に突っ伏してしげをあしらっていた。

ガラガラッーーー

「なんやねんあのどえらいイケメン..」

なんてしげが隣の席の私を
揺すり起こし顔をあげた瞬間

「Aや～♡ほんまに同じクラスや♡」

一瞬時が止まったけどすぐに理解した。

「わあ！！！！のんちゃん！！！」

「なんやねん？知り合いなん？」

「そうなの。昔の幼なじみなの。」

先生がのんちゃんの紹介をして

「席は～...知り合いが近くに居た方が
小瀧も心強いやろから隣ちょうど
空いてるし櫻井の隣でええな！決まり！」

のんちゃんはにこにこしながら

「Aほんまよかった♡まさか
同じクラスだとは思わんかった♡」

なんて私をじーっと見つめて
ずっとにこにこしていた。

「なあなあ？
こんなん淳太くんみたら
ヤキモチで死んでまうんやない？」

なんてしげがこそっと耳打ちしてきた。

「うわぁ！ラブラブやなあ！
もしかしてAの彼氏さん？」

「のんちゃん！しーーーっ！」

「残念ながら俺は彼氏ちゃうねん。
でもまあ？2番目の彼氏ってとこかな？」

「じゃあ俺3番目かぁ..ややなぁ..

俺はAちゃんの事小さい時から
知ってて結婚する約束もしてん！

だから俺は1番目の彼氏やなあ！」

「...あかんな。淳太にしばかれるで。」

「のんちゃんもしげもしーーっ！！！」

何故か私の話ですっかり
仲良くなったしげとのんちゃん。

授業中に寝てるのんちゃんにしげが
いたずらしたり、のんちゃんが逆に
しげにいたずらしたりしてもう
幼稚園児が1人増えたみたい..。

やっと午前の授業が終わってお昼。

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