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《shige side》
あかん。気付かれてもうた笑。
ずっと2年間言わなかった想い。
一生言わんとこ。と思ってた
気持ちをいざ言うと思うと
口から心臓が出そうで言えなくて
「...しげ?どうしたの?」
なんて心配そうに首を傾けながら
俺の顔を覗き込んでくるA。
あーあかん。そんな顔して見んなや。
無防備すぎんで?淳太に怒られんで?
...ぎゅっ。
隣に座っていたAが
突然手を握ってにこっと笑う。
「私、幼稚園の先生しにきたの笑。
しげちゃんが悲しそうな顔してるから
安心するおまじないかけてあげてるの」
なんていたずらっ子みたいに笑うA。
「なにをゆーてんねんほんまに
泣き虫なガキに言われた無いわ笑。」
突然繋がれた手に心臓が騒ぎ出して
ノドはからっからでもうほんまに
死ぬんちゃうか?と思うくらいで。
隣にはAが居て海の方を眺めてる。
あー。ほんまに可愛ええなあ。
淳太には悪いけど今は、この時間は
俺が独り占めにしてもええよな..。
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作者名:えぴたん | 作成日時:2019年8月17日 9時