マフィア参謀は高校生【文スト×コナン】 (ページ16)

今日:6 hit、昨日:16 hit、合計:51,875 hit

十六話ページ16

「キャー、A？久しぶり！」

「元気だった？」

「相変わらず美人じゃないの！」

あくまで小学校時代のことは無かったていで行くつもりらしい。

「あら萌香。それに皆も」

しかし、Aは穏便に済ませる気は微塵も無かった。

「コースケくんとはどう？」

彼女の地雷をほじくり返したのだ。みるみるうちに血の気が多くなる彼女の顔を見てAはふふっ、と笑い、付け足した。

「ああ、別れたんだっけ？」

「……む、昔の話を……悪女は健在みたいね」

「貴方が私立の中学に逃げてからわたしと彼、付き合ったのよ」

「知ってる、当て付けの写メ沢山送られてきたからね」

「ふふ、だって心配だったのよ、私立で馬鹿発揮していじめられなかったか」

陰で聞いていたコナンは、彼女の煽りスキルに半ばあきれながら盗聴器を潰した。

まだ接続は切っていなかったのか、一瞬彼女の顔が歪む。

「その節は悪かったわよ！」

「それより、さっきのイケメン誰よ」

「あんた美貌利用して次々男引っ掻けてムカツクのよ」

攻撃体制に入ったところで、Aはくすりとわらった。

「ごめんなさいね、美貌で」

それだけ言うとコナンの方まで歩き、慌てて隠れたコナンをちらりと見た。

彼女はそのまま廊下を後にし、パーティー会場へと消えていった。

「何あれ、死ねばいいのに！」

「てかコロス！自意識過剰悪女成敗っ」

「ムカツク～！」

その場はAに対する罵詈雑言大会へと発展した。