人気者か ページ6
昼休み。バレー部員の皆からお誘いを受けていたAであったが、クラスの連中との昼食を優先した。
「A、バレー部でも輝いてるねぇ」
「うらやま〜」
「はは、まあね〜」
クラスの女子の半数がAの回りに集まっている。建前などは無く、善意や友情で集まっている。
「否定くらいしろっ」
「この美女め……」
「これで性格も天使なら……」
「え?ちょ?酷くない?」
Aを真ん中にして集まっているが、Aの隣に座る間部里衣奈も、美女でサッカー部のマドンナだ。
Aとは小学校からの付き合いで、親友だ。
「それより里衣奈、あの先輩とはいい感じ?」
「あっ知りたい!」
里衣奈から及川ファンに気をつけろとの忠告を頂いたA。
一週間平和に時が過ぎる。
放課後の部活では、新入りのマネが来ていた。とは言えAもまだ日は浅いが。
「舞谷萌絵美ですっ!よ、よろしくお願いします♪」
ここまではいい。
「できれば、もえみんって呼んでください!」
「じゃあ舞谷さん、仕事説明するから来てね」
悪意を感じるAの態度に部員たちは苦笑する。一年の舞谷ははいっと頷き、Aについていった。
松川が言った。
「及川目当てセンサーびんびん反応したわ」
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夢主イラスト
http://uranai.nosv.org/uploader/common/2/b/0/2b0c6152104c3357031910c95a40889b.jpg
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