間違い5個目 ページ8
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『………そうですか。では
私は帰らせて頂きますね』
ニッコリとお得意の作り笑いを浮かべる。
まぁフード被ってるから口元しか見えてないんだけどね。
佐藤「えっ」
『それでは〜』
あー、帰ろ帰ろ。
でも折角だしどっか寄っていこうかなぁ、あ、野薔薇がオススメしてた店員がイケメンの喫茶店にでも行こうか。
えーと、確か名前は…
アポロとかそこ辺りだろう()
「おい、ちょっと待て」
…いやー、聞きたくなかった声が聞こえたような気がしたなぁー、あっははー。幻聴かなぁ?私耳いい筈なんだけどなぁー、あっれれぇ、おっかしいぞー。()
「こっちはそっちの質問に答えてやったんだ。そっちも答えるのが常識だろ」
はぁ。
室内なのに関わらず、サングラスをしている天パの男に内心大きなため息を着く。
まぁ確かにそうか。勝手に質問しといて勝手に帰るなんてほど私は身勝手な大人じゃない。
聞いてやるか。
『じゃあ、私と同じように一つ質問をしてください』
何を質問するのかは分かりきってるけどねぇ…
佐藤「それじゃあ…。
“呪い“とは、一体どうゆうものなんですか?」
やっぱりね。まったく、これだから最近の警察はイヤなんだ。
『ちょっとちょっと、困りますよ』
男二人は、なに言ってるんだ。という顔で私を見た
『私は簡単な二択の質問をしたんです。それに釣り合う質問をして貰わないと。そんなことくらい分からないと。警察様でしょう?』
馬鹿にするように鼻で笑った。
『…それに、私が気づかないとでも思ってるんですか?』
私は飲み物も何も用意されていない資料しかない机を見て言った。
飲み物くらい出せよ、もし私が萸波羅家の当主だと知ったらどんな顔をするのか。
まぁ、それも今度のお楽しみだな。
いくつかの資料が乗った机をひっくり返す。
「!」
「なっ!」
ほーらほら、
『あれー、これなんでしょうかねぇ。
もしかして、盗聴器…だったりして』
何も言い返さない3人には怒りを感じなかった。
…感じたのは同情だ。
きっと上から命令でもされたんだろうな。と思いながら部屋を出ようとする
『そうだ、言っときますけど、私は萸波羅A。萸波羅家当主、ですよ』
…これが、地獄への原因だとも知らずに。
間違い5つ目【個人情報を晒したこと】(良い子は真似しちゃダメ。絶対)
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はる - 初コメ失礼します!!この小説大好きです!!これからも頑張ってください!!応援しています!! (12月12日 23時) (レス) @page17 id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
推しが大好きすぎて辛い人 - ささみだよさん» ありがとうございますー!頑張ります! (7月24日 23時) (レス) id: 9f1f8db22f (このIDを非表示/違反報告)
ささみだよ(プロフ) - すごく面白いです!!(≧∇≦)更新大変だと思いますが頑張ってください!楽しみにしてます!! (2023年4月9日 16時) (レス) @page15 id: d190ff09f3 (このIDを非表示/違反報告)
林檎飴玉 - 三斗(トリップ願望者)さん» コメントありがとうございます!!頑張ります! (2022年9月4日 16時) (レス) id: 940717e19b (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - 夢主ちゃんの性格いいね!カッコいい!更新待ってます! (2022年9月3日 12時) (レス) @page10 id: ee0c8201a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:林檎飴玉 | 作成日時:2022年8月16日 8時