夏の話 ページ24
「俺と、ジュン・・・は、幼馴染・・・かな。」
なるほど、幼馴染か・・・。
長く一緒に居るということなら、旬くんがあんなふうに砕けた口調なのも納得だ。
「そっか、幼馴染なんだ。」
「うん・・・。」
やばい、会話が終わった。何か話題は・・・
「あのさ、夏来くんは・・・なんでアイドルやることにしたの？」
今までかかわってきた感じでは、彼は人前に立つのが好きなタイプでも、得意なタイプでも
なさそうだ。むしろその逆に見える。
さっき本人も、体力がないといっていたし。
「俺は・・・憧れの人の隣で、ずっと音色を聞いてたい、から。・・・ただ、それだけ・・。」
返ってきたのは、私にはよくわからない内容の返事だった。
「アイドルの、仕事・・・とか、正直よくわからない・・・けど、俺も・・・頑張らないと
・・・だよね。皆に・・・ジュンに、置いていかれるのはいや、だから。」
マイペースで、周りにお花でも飛んでいそうな勢いの夏来くんだけど、そのあたりは
しっかりとした目標と決意があるみたいだった。
「夏来くん、私にできることｔ・・・」
「はぁーーーーっ！やっと開放されたぁーーーー！！」
私が口を開いた瞬間、どこかの阿呆に邪魔をされた。
先生、この人反省してませんよ。
「え、何？？A、目が怖いんだけど・・・。」
「へ？あ、いや、なんでもないよー。」
「ならいいんだけど・・・。」
いおうとしたことは伝わっただろうか。ちらっと夏来くんのほうを見ると
彼とばっちり目が合った。刺される。
「・・・Aも、一緒に頑張ろう・・・ね。」
「え？う、うん。」
私はこのとき、夏来くんの【一緒に】の意味をちゃんと理解できていなかった。
それはまた、別のお話。
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絢 - 結構、更新できました！（テスト期間だけど） (2018年2月15日 16時) (
レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
恵 - ありがとうございます…！ (2018年2月13日 21時) (レス) id: 5d8b999ccb (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 恵さん» ありがとうございます〜今回は春名を前面に、かな・・・？ (2018年2月13日 17時) (レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
恵 - こんにちは！めっちゃ面白かった！！春名がやばいですまじで。隼人Pなんだけど、やっぱりハイジョはみんな神っす！ (2018年2月11日 15時) (レス) id: 5d8b999ccb (このIDを非表示/違反報告)
絢 - 復活しました！これから、たまっていた分をどんどん更新していきます！ (2018年1月31日 19時) (レス) id: c5be074fde (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絢（アヤ） | 作成日時：2017年12月11日 18時
