生きる意味を僕に教えて

生きる　９ ページ10

今日はテスト返しの日。







テスト前は毎回緊張して、息をするのが苦しくなってしまう．．．。





実際、今も息苦しい。もうすぐ自分が呼ばれると思うと、本当に緊張する。








今日も３人で登校したが、その時もちょっとやばかった。．．．まさか、バレてないよね。





なんてことを考えていたら、僕の名前が呼ばれたので立ち上がる。







ドキドキしながら見たテストの点数は、









とても良かった。






緊張が解けたのか、

『え．．．。や、やったー！』




と、叫んでしまった。勿論注目を浴びないわけがなく、ぞろぞろと僕の周りにみんなが集まってきた。





各自、「すげー！」や、「意外！！」などと、声をあげている。





なんだか照れくさい．．．。









『あ、ありがとう！！』









本当に、心の底から嬉しかった。



















授業後、早速（人２）に話しかけられた。





「Aくん、満点だったんだって？すごいねぇ、！」





『ありがとう．．．。正直、僕もこんな点数とれるとは思ってなかったよ。』





「そうなんだ．．．



それにしても、君が満点なんて意外だよ。初日から叫んでた人が満点なんて．．．。誰が予想したんだろうね。」





『何気にdisってるよね？？？？？』














そして、放課後。









『（人１）−−−！聞いて、満点だったの！！！』



「いきなり何かと思ったら、そのことね．．．



今広まってるわよ、満点取ったやつがいるってね。



貴方だったのね。取り合えず、おめでとう。」







『なんで広まってるんだ．．．。自慢っぽくなっちゃうから、あんまり広まってほしくないんだけどな．．．。



叫んだ自分のせいだけど．．．。』



「まぁ、本人が自慢する気ないならいいんじゃないかしら。」





「うんうん。俺も全然大丈夫だと思うよ。いい意味で広まってるしね。」



『そうなんだ．．．！





色々教えてくれて、ありがとう！2人共、大好き！！』






「！？




な、何言ってんのよ！！照れるからやめなさい！///」







「おや、ありがとう。俺も友達として、大好きだよ。



でも大声で言われると、恥ずかしいな．．．。」




『へへ、だって本当だもん！会ったばかりだけど、大好き！！



だから、これからも仲良くしようね！！』
















ずっと一緒にいたい．．．。なんて、我儘かな。でも、本心には限りないよ。

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