生きる意味を僕に教えて

生きる　４ ページ5

『おーい、（人２）！！どこー！！！』



しーん。




『嘘だろ．．．もう多分全部の場所探したぞ．．．』



どこにもいない。これはやばi「なんだい、人の名前を大声で叫んだりして。」



『ぎゃああああああああああああ！！お化けええええええええ！！』




「お化けじゃないよ、俺だよ、（人２）だよ。



あ、お化けのほうがよかったかな？」



『よくないよくない。お化けじゃなくてよかった．．．』




人が半泣きになってるときにクスクス笑うのはどうかと思うんだ。（人２）。


．．．とゆーか、今までどこに居たんだよ。



やっぱお化けかテレポートしたかでしょ絶対。



「どこに居たかって思っただろ？

じゃあ教えてあげるよ。俺はね、



ずっと教室にいたんだ。」





そういえば教室探してなかったわ。



「なかなか君が帰ってこないからさ。探しに来ちゃったよ。



ちなみに、その間に（人１）さんと会ってきたよ。」



なんかいろいろツッコミたいところがある。



いやまず先に帰んないでよ！なんで帰ったんだよ！！寂しいんだけど！！


そして、探しに来ちゃったよじゃないから！！お前のせいで僕は延々と学校探検してたんだぞ！！


しかもちゃっかり（人１）と会ってるし！！他のクラスに勝手に入るなよ、不法侵入者！！





って言いたいけど、言わないでおこう。



「ごめん、悪いんだけどさ。


















今の、全部口に出てたよ。」











『もっと最悪だあああああああああああああああああああああああああああ！！！！うわああああああああああああああああああああああああああ！！！』




こんなに叫んでも、目の前の（人２）はへらへらしてる。ほんとに不思議だな。



（人１）の前で叫んだら怒られるのに．．．。





「多分これ以上叫んだら先生に怒られるから、さっさと教室に戻ろうか。



・・・
今度は置いていかないから。」




『今度っていうかこれからも置いていかないでよ．．．』
















（人２）side




教室に居たってのは嘘だ。



もちろん、（人１）さんに会ったっていうのも嘘だ。



このことは家族以外の誰にも言っていないし、言うつもりはない。





だから、嘘をついたんだ。





純粋な君にはきっとわからないだろう。













．．．ごめんね、Aくん。

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