グリモワール53 ページ10
私はあの後、はるかさん達にもう会わないようにとキツく言われたが…
『やっぱあれは約束できないよね』
と一人、部屋で考えていた
ﾌﾜｯ
『……今のは？』
頭の中にイメージが浮かび気配を感じた
もしかして何かが目覚めた予感？
ﾐﾗｲ｢Aちゃーん！そろそろ時間だよ〜！｣
え！！
『うそっ！』
私は腕時計を見る。そこには美奈子ちゃん達と約束した時間が近づいていた
今日はみんなでゲームのイベントに参加しようと話をしていたのだ。その理由も大気がゲスト出演をするから、もしかしたら話せるかもっていう期待とともに。
『ミライは行くの？』
ﾐﾗｲ｢ううん！僕は家で休んでるよ！｣
『そっか！ゆっくり休んでね！行ってきます！』
ﾐﾗｲ｢行ってらっしゃい！｣
そう言えば今回うさぎちゃんは来るのかな…？
来てくれたら…少しでも元気を出してくれたらいいな
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･
私達は合流をして既にイベント会場の中にいた
司会｢今日は電脳アイドルの かながわれいこ さんの他に、スリーライツの 大気光 さんがお見えになってます！｣
ｶﾅｶﾞﾜﾚｲｺ｢みんなー！！今日はたくさんイベントがあるから楽しんでね〜！｣
可愛らしい人だなあ…
大｢わたし達からのプレゼントもあるのでお楽しみに！｣
大気の笑顔…久しぶりに見たな…
でもあれは営業スマイルってやつ。
吉川さんの番組で見た笑顔…あれが本当の笑顔だと思う。
･
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美｢美｣
ま｢誠｣
ﾚｲ｢麗｣
という名前で今回はゲームに参加する三人。
相当気合いが入ってるのか着替え始めた
もちろん亜美ちゃんと私はそういうことするタイプではないので
亜｢いやいやいやいやいやっ！｣
『ちょっ！本当に無理だから！』
と激しく拒む
ま｢さぁ、覚悟をしぃ｣
と歩み寄ってくるまこちゃん
すると
｢次のゲーム大会に出場される方はエントリーゲートまでお集まりください｣
｢優勝者には大気光さんより、直接記念品の盾と賞品がプレゼントされます｣
というアナウンスが流れる
『大気と接触するチャンス！…ぁ、でもゲームは苦手だからなあ…』
亜｢ゲームなら、なんとかなるかもしれないわ｣
そうだった！亜美ちゃんは勉強以外にもゲームが出来ちゃうんでした！
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作者名：笑井Cirno | 作成日時：2020年5月9日 3時
