グリモワール51 ページ8
私の呼び掛けにこちらを向くと
星「A、おだんご…」
そう言って星野はガクッと膝から座り込む
私達は駆け寄って星野に力を貸した
う「大丈夫!?」
さすがに怪我をしてから日数がそれほど経っていないのに無理をしたから疲れてしまっているのだろう…
私は冷静に考えていた。
すると急に辺りから
「「「キャァァァァァァッ!」」」
という悲鳴が聞こえてくる、私達の前にはその元凶であろう者が現れた。
ファージ「ほらほら、風船だよ」
う「ファージ!!」
星「クソッ、ギャラクシアの奴こんな所まで……うっ…」
星野は変身しようとするが崩れ落ちる
『そんな身体じゃ無理よ!私達に任せて!』
『ソルセルリーパワー・メイクアップ!!』
う「ムーンエターナル・メイクアップ!!」
ファージ「アミュッ?」
セーラームーン「ここは楽しい遊園地、せっかく遊びに来た人達を襲うだなんて許せなぁい!」
「愛と正義のセーラー服美少女戦士、セーラームーン!」
『同じくセーラーソルシエール!』
セーラームーン「月に代わってお仕置きよ!!」
・
・
・
ファージ「ほらっ!ほらっ!赤いの青いの色々あるよ〜!」
ファージの持っていた風船がこちらへ向かってくる
セーラームーン「『うわあああっ!』」
風船が突然爆発のようにパアンッと音を鳴らして割れた。その勢いで私達は後ろへと飛ばされた
『うっ…』
ファージ「細長いの色々あるよ!」
星野とセーラームーンを襲うようにその風船は飛んでいく
『二人ともっ!!!』
私は二人に覆い被さるように盾になる
ファージ「さぁ、次は何色のがいいかな?」
そう言って次から次へと風船を用意するファージ
このままじゃ…既に怪我をしている星野に負担がかかっちゃう…私だけじゃ守りきれない…!
そう思った瞬間、ファージの方へと素早い攻撃が当たる
私達は攻撃が向かってきた方向をみて
「『あっ』」
と呟いた
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作者名:笑井Cirno | 作成日時:2020年5月9日 3時