グリモワール48 ページ5
星野と別れた後、私はレイちゃんに火川神社に呼び出され皆と合流した。
美｢そう…会えなかったの…｣
う｢うん…｣
聞くとうさぎちゃんは、星野と会えず電話すら取り次いでもらえなかったみたいだ
ﾚｲ｢もうっ！元気出しなさいよ、うさぎっ！｣
う｢ん…｣
ま｢きっとまた会えるさっ！｣
『そ、そうだよっ！』
私は自分だけ会ったことを隠した
は｢それはないな｣
突然私達の後ろから声が聞こえてきた
み｢彼はもう会わないって、そう言ってたわ｣
う｢えっ…｣
私は急に出てきた彼女達に
『なんで言っちゃうの！？』
そう言って怒ってしまった。
それを聞いて勘づいたうさぎちゃんははるかさん達に駆け寄り
う｢会ったの！？はるかさんも、みちるさんも、せつなさんも…Aちゃんも…｣
と私達の顔を交互に見た
は｢あぁ｣
はるかさんはあっさり答え
う｢星野たちに何を言ったの！？｣
は｢いいか、ヤツらには関わらない方がいい。｣
と言った
う｢もう会うなって言ったのね……酷いよ、はるかさんたち…｣
『うさぎちゃん…』
う｢私たち、まだ会って話もしてないのに、周りで勝手に決めちゃって酷いよ……余計なことしないでよ！！！｣
そう怒りの声をあげた。
私はそんなうさぎちゃんの手を握ると
う｢あ…ごめん。言いすぎた。｣
と謝り、私の手を握り返した
は｢僕は前にも言ったはずだ。奴らは太陽系の外から来た侵入者｣
う｢知ってるよ！！！だけど同じセーラー戦士じゃない！！！｣
せ｢敵もセーラー戦士です。｣
み｢いい事？これはセーラー戦士同士の戦いなの。だから慎重にならなくちゃ｣
は｢そう。僕たちの星は僕たちで守る…信じられるのは自分たちだけだ｣
『そんなのはるかさん達の勝手に言ってることじゃない！！』
私が言い返すとせつなさんが真剣な表情をして
せ｢うさぎさんも、Aさんもわかってください。｣
と言う
う｢でも…｣
何かを言いたそうにしたうさぎちゃんは、その言葉をのみこみ去っていった
『……流石にこの星を守るためでも…こんなの酷いよ！！！』
そう言って私はうさぎちゃんを追いかけた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 53人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：笑井Cirno | 作成日時：2020年5月9日 3時
