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グリモワール46 ページ3

数日後 学校に通うと、うさぎちゃんはとても悩んで苦しんでいるようだった…

多分…うさぎちゃんも自分のせいだって思ってるんだろうな…


まこちゃんと亜美ちゃんと私は、うさぎちゃんが心配で皆で帰ることにした
亜「あっ!クラウンのケーキ!今日からメニューが新しくなるのよねっ?」

静かな空気を壊すように、亜美ちゃんが不自然な会話を繰り出した。

ま「?」
まこちゃんは最初何の事か全く分かっていなかったが私は
『そうそうっ!ね?』
と言ってまこちゃんにウインクをした

やっと気づいたらまこちゃんは
ま「あぁっ!そうそう!ね、行こうかうさぎちゃん!!」
とうさぎちゃんに話題をふる
う「うん…」

うさぎちゃんは上の空で返事をした
負けじと亜美ちゃんとまこちゃんが
亜「あぁ、でもやっぱりケーキは手作りよね〜!」
ま「うえっ、あぁ、そうそう!あたし、今からうさぎちゃん家でケーキ作ってあげようか?」

と言ってみたが
う「うん…」
やはり上の空。

『うさぎちゃん…聞いてる?』
う「うん…」

全然、こちらを見もしないうさぎちゃんに私達はため息をついた。

すると…
「うさぎちゃぁぁぁん!!!」
という声が後ろから聞こえた

振り返ると美奈子ちゃんがこちらに向かって走ってきて、目の前で立ち止まると息を整えながら
美「ハァ…ハァ…すぐ、ココに電話して。今ね、スリーライツがここでライブのリハーサルしてるって!」

とメモをうさぎちゃんに渡した。
う「っ…」
美「知りたいんでしょ、星野くんの具合」

美奈子ちゃんの取った行動は効果的で
う「ありがとう美奈子ちゃん!」
と笑顔になって走り去って言った


『さすが美奈子ちゃん!』
ま「やるじゃん」
美「まっかせなさーい!私の情報網はあのDNAも真っ青なんだからっ!」

と得意げに話す美奈子ちゃんに
亜「DNAじゃなくてCIAでしょ」

と的確なツッコミを入れる亜美ちゃん

『「「あは、あはははは」」』
と笑ってみるが私達は、やはりうさぎちゃんの事が心配でしかなかった

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作者名:笑井Cirno | 作成日時:2020年5月9日 3時

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