友達の好きな人だった【JH】 (ページ38)

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一方的に切られてしまった電話に少し寂しい気もしたけれどそんな気持ちはなかったことにして風呂へと向かう。

お風呂に入るとやはり余計なことを考えてしまいそうになったけれど、考えないようにした。
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目が覚めるともう8時でジェヒョンが迎えに来るまで1時間しかなかった。

「やば…寝過ぎた。早く準備しなきゃ」

ジェヒョンに会うってだけで少しでも可愛く見せたくって。メイク禁止な私の学校だけどバレないように軽くファンデーションを塗ったり色付きリップをつかってみたりした。

いつもなら適当に巻いてしまう前髪も丁寧に巻いて、髪も綺麗に結んで

そうしてるとあっという間にジェヒョンが来るまで10分をきっていた。

ラインはまだきてないからまだ家に着いてないのだろうか、と思いスマホをみると「ついたよ」とだけ連絡がきていた。

ジェヒョンからの連絡には返信せず家を出る

スマホを見ながら周りをキョロキョロと見渡すジェヒョンが立っていた

「ジェヒョン、おはよ。早かったね」

JH「Aおはよ。少し早めにでたら早く着いちゃって。一緒に登校できるの楽しみにしてた。」
ジェヒョンは控えめにはにかみながらそう話す

ジェヒョンとなんてことない話をしながら学校へ向かう

学校に着くまで他の生徒とはほとんど会わなくて胸を撫で下ろした。
そんな気持ちが顔に出ていたのか

JH「…そんなに俺たちのことがバレるのが怖い？Aがエナちゃんに気を使う必要ある？」

「…あるよ。友達だもん」

JH「ふーん。そう。」

そういうとジェヒョンはちょっと不機嫌になってしまって、学校に着いてからは会話することはなくお互いの教室へ向かった。