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「ちょ、ちょっと待ってよヘチャン！早いよ…！」
HC「あと3分だぞ？走るしかないだろ！！」
そう言いながらもヘチャンは私の走るペースに合わせてくれる
ゆっくりと階段を上がっている先生を横目に見ながらふたりで階段を駆け上がる
おはようございます先生！と先生に挨拶するヘチャン、元気だなあ
・
・
階段を登り終えた頃にはふたりはヘトヘトになっていた
HC「予鈴まであと少しじゃん…なんとか間に合った…。」
「朝からこんなに走ったの初めてだよ…疲れたあ」
HC「疲れたからって授業寝るなよ？」
「寝ないよ…！たぶん…」
HC「まあ俺は多分寝るかな。あ、Aの教室まで荷物持ってくぞ」
私の教室はヘチャンの教室を通り過ぎて更に奥の方に進んだ所にある
「あ、ありがと…」
HC「放課後また迎えに行くから！」
ヘチャンはわざわざ私の机までカバンを置きに来てくれた
じゃっ！そう言うとヘチャンは自分の教室まで走っていった
座ろうとしたところで予鈴が鳴る
クラスメイトはそれぞれの席へゆっくりと戻っていく
ギリギリに来たからエナと話さなくて済んで少しホッとした
エナの方を見るとおはよ、と手を振っている
私もおはよ、とエナに手を振る
うまく笑えてたかな
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作者名：エム | 作成日時：2021年1月12日 20時
