友達の好きな人だった【JH】 (ページ16)

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「あのさ、本当に一緒に帰るの？」

JH「そうだけど、悪い？」

「…あまり人に見つかりたくない」

JH「あーそうだったな。エナに俺と仲良いのがバレたくないもんな？」

そう言って悪戯げにジェヒョンは笑う

「だって友達の好きな人だもん。」

JH「そんなの関係ないだろ。俺らは友達じゃん。まあそんなに気になるなら人が少ない道から帰ろ。」

「…それならいいよ」

渋々一緒に帰ることにしたけれど、帰り道はなんだかんだ楽しかった。

何を話そうなんて思っていたけど、ジェヒョンが話題を振ってくれて会話に困ることなんてなかった

ジェヒョンはさり気なく歩道側を歩いてくれるしカバンまで持ってくれて、私の家まで送ってくれた

「遠いのにありがとね」

JH「いいんだよ。また部活ある日が被ったらこうやって帰ろう」

「…それは考える」

JH「じゃあ待ち伏せしてるから。またね」

「またね」

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家に入りベッドに横になる

思い出すのはジェヒョンのこと。

ジェヒョンって実はかっこいいよね。一緒にいても楽しいし

さりげない気配りができて同級生なのに同級生らしくない。

大人っぽいな

エナがジェヒョンのことを好きな理由も今ならわかる気がする

「…考えるのやめよ」

これ以上ジェヒョンのことを考えると変な気持ちが浮かんできそうだからやめた。

私はジョンウくんのことが好きだよね。きっとそう。