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「え…ｗ何で分かったの」
「だってまだ湿ってるし。きれいな髪が痛みますけど」
「じゃあ今度はちゃんと乾かすから」
「信用ならん。明日からは俺が乾かすわ」
私が家事をすべて済ませ、再度くつろいでいると葛葉がお風呂から上がってくる。
「ねぇ、葛葉」
「ん？」
「今日何でこんなにも親切ムーブなの？」
思い切って尋ねる。
「…いい？」
「え、何が？」
「今日、手伝いとか頑張ったから吸ってもいい？」
勘付いた。最近全くあげてなかったなと思い、申し訳なくなる。確かにちょくちょく強請られていた気がする。でも、こちら側が喜んで供給するものではないので
「ね、いいでしょ？」
「ぅ……」
「いいよ」
「ありがとう」
優しい口調で頭を撫でてくれる葛葉が珍しくて、ちょっとドキッとしたりして。首をコテンと傾けると牙を立てて、皮膚に押し当てる。
「っ…」
吸われると首元に痛みが走る。血を飲むたびに聞こえる葛葉の喉の音が、部屋に響く。
「あ、わりぃ。優しくしたつもりなんだけど痕付いちゃった」
「いいよ、別に。この痕ってキスマみたいだし」
「ははｗ大丈夫だった？頭とか痛くねぇ？」
「うん、大丈夫」
「あ、嘘つき。下唇に噛み痕付いちゃってるんですけど」
「まぁ痛みを逃がすためかな。でも、体調は悪くないよ」
最近はしっかり鉄分もとるようにしていたから、多少の吸われすぎは影響はないはず。
「ねぇA、足りない」
「は？」
「ごめん、もうちょっとだけ」
そう断ると、バックハグの状態でやや強引にもう一噛みしてきた。
「あぅ……あっ、」
先ほどの遠慮がなくなったのか痛みもしっかりと感じてしまい、体が耐え切れず膝から崩れ落ちる。きっと今彼に理性はないのだろう。
「く、ずは…ちょっと…！」
こちらには聞く耳さえ立てず、自分に必死になっているのだろう。
「葛葉！」
「！…あ、ごめっ…」
やっと我に帰ったのか噛み痕を舐め、私に謝ってくる。
「マジでごめん…Aのこと何も考えられなかった」
「いいよ、大丈夫」
「で、でも…体調とかは？」
「…頭痛いかも」
「だよね、今度からは気を付ける！だから今日はもう一緒に寝ようぜ」
「うん」
ーーー
前界隈からずっと大好きだった吸血鬼パロを葛葉で書かせてもらいました。
今回はあまり納得いかなかったけど、すごい好きなのでまた書かせてもらいます。
怒られて弱った葛葉、ありだと思います
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もずく。(プロフ) - 名無しさん» 理解しました。すぐに変更いたします。私の対応不足でお手数をおかけしました。 (2022年5月23日 20時) (
レス) id: 25d685b26c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - もずく。さん» 返信ありがとうございます。少しでもひらがな表記のタグを設定している作品を無くすためにご協力お願いいたします。 (2022年5月22日 3時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
もずく。(プロフ) - 名無しさん» ご指摘ありがとうございます。こちらの作品は「検索エンジン除け」をすでに行っています。それでも変更を行ったほうがよろしいのでしょうか。 (2022年5月22日 0時) (レス) id: 25d685b26c (このIDを非表示/違反報告)
名無し - はじめまして、コメント失礼します。設定タグをご本人様の名前含め、検索除けタグのみに変更お願いします。デリケートな界隈なので対応のほどよろしくお願いします。変更終わりましたらコメントの方は消していただいて構いません。長文失礼しました。 (2022年5月21日 22時) (レス) id: 2518b8b23d (このIDを非表示/違反報告)
トガリ(プロフ) - すごく好きでした！更新頑張ってください！ (2022年3月12日 8時) (レス) @page5 id: 56e3fa9749 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らぁまる。 | 作成日時：2022年1月19日 16時
