呪術高専1年の副担任

4話 ページ6

〜原宿駅〜



虎「1年がたった3人って少なすぎねえ？」



伏「じゃあお前、今まで呪いが見えるなんてやつ会ったことあるか？」



虎「うーん…ねえな」



伏「それだけマイノリティなんだよ、呪術師は。」



虎「ていうか、俺が3人目って言ってなかった？」



伏「入学は随分前に決まってたらしいぞ。こういう学校だしな、何かしら事情があんだろ。」




虎杖と伏黒が原宿駅前で雑談をしていると、五条悟が近づいてきた。




五「お待たせー、おっ制服間に合ったんだね。」



虎「おう、ぴったし！でも、伏黒と微妙に違えんだな。パーカー付いてるし。」



五「制服は希望があればいろいろいじってもらえるからね。」



虎「えっ？俺そんな希望出してねえけど。」



五「そりゃ、僕が勝手にカスタム頼んだんだもん。」



虎「ああ…まっ、いっか。」



伏「気を付けろ、五条先生こういうところあるぞ。」




制服をしれっとカスタムした五条を、伏黒は冷静に見ていた。




伏「それより、何で原宿集合なんですか？」



五「本人がここがいいって」



虎「あ〜！ポップコーン食いたい！」



五「あ、そうそう。今日は新しい1年の子以外にも、君たちに会わせたい人がいるんだよね〜。」



虎「ん？まだ他にも1年いんの？」



五「あ〜違う違う。もうそろそろ着くはずなんだけど…」






カッカッカッ



ヒールの音がして誰かが近づいて来た。





「悟…あんたちゃんと仕事してよね！私が代わりに全部片づけたんだから！」



五「あ〜はは、ごめんって。」




五条先生に少し怒った口調で話している綺麗な女の人は、誰だろうかと虎杖は思っていた。




伏「なんだ、会わせたい人って神喰先生のことだったんですか。」



虎「え、伏黒知ってんの？」



伏「まあな。」




伏黒はどうやらこの先生を知っているらしい。




五「悠二、こちら1年の副担任の神喰A。んで、A、こちらは恵と虎杖悠二くん。」



「君が虎杖くん。ごめんね、初めて会うのに怒鳴ってるとこ見せちゃって。私は神喰A、よろしくね。」



虎「あっ、いや、大丈夫っす‥よろしくお願いします。」




怒ってはいたけど、この人すげえ美人だ。しかも、笑うと可愛いなと虎杖は思っていた。

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