51.組もう ページ7
一人の少年が竹林の中を歩いていく。少年の髪は、深い海のような色をしており、瞳は茶色の色が何種類か入っている瞳の色をしていた。竹林の中には道があり、その道はその少年を招くかのようのに道は存在していた。手入れは、あまりしていないように見えるが、道はとても綺麗に造られていた。地面には、無造作に散らばった落ち葉が沢山落ちていた。少年は、その落ち葉に足をつけながら歩いていく。涼しい風が吹く。少年が歩いていると前の方に赤い色の妖聖剣、阿修羅豪炎丸を持った酒天童子を見つけた。少年は、酒天童子を見つけるなり走っていった。
ト「酒天童子!」
酒「なんだ。」
その返事は、素っ気なかった。
ト「手を組まないか?だって、僕らの目的は(名前)を覚醒させることだし。目的は一緒のはずだ。」
酒「俺は、お前らと組むつもりはない。俺一人の力で白虎大霊槍を手に入れる!」
ト「どうして、一人で全てやろうとするの?」
酒「黙れ。貴様さえ居なければ妖聖剣は俺の所にあるはずだった。」
ト「それは…どうかな?僕は君を剣武魔神達の主になってはいけない人だと思う。」
酒「なんだと!?」
ト「酒天童子、君はさっき自分の力で白虎大霊槍を手に入れると言ったけど、ただ君の私利私欲の為じゃないの?」
酒「貴様、さっきから何が言いたい!」
ト「君のやろうとしていることは、本当に仲間の事を思ってやろうとしていることなの?」
酒「…!」
ト「!」
竹林の中から敵の攻撃が二人に降り注いだ。酒天童子は、自分にくる惨劇を阿修羅豪炎丸で燃やしていく。その時だった。たった一瞬の事だった。青みがかった少年の瞳が茶色から金色へと変わっていく。そして、その惨劇がことごとく消え去った。少年をもう一度見たときには、普通の少年の茶色の瞳に戻っていた。
酒「なんだ、今のは…」
だが、考える暇もなく、次は蔓のような物が竹林の中から次々に出てきた。
酒「チッ!」
横目で少年を見るといつものように憑依召喚をしており、その蔓と戦っていた。だが、その憑依召喚した奴は、その蔓の細かい動きに反応がすばやく出来ないでいた。
酒「鬱陶しい!」
酒天童子は、そう叫ぶと手にしていた阿修羅豪炎丸を勢いよく振り上げ、炎を放った。その炎に少年も巻き込まれた。憑依していたとはいえ、ダメージはそれなりにくらう。それも、阿修羅豪炎丸の炎となれば…
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名無しのダレカ - 更新頑張ってください!待ってます!面白いです! (2020年4月8日 21時) (レス) id: 6bf8819783 (このIDを非表示/違反報告)
11冬華03(プロフ) - 「幻王」の回のトウマ君がかっこよくて好きです!お忙しいと思いますが、頑張ってください!更新待ってます! (2019年9月1日 8時) (レス) id: 409538cbca (このIDを非表示/違反報告)
黒崎茉莉那(プロフ) - 続きが気になります! (2019年6月24日 17時) (レス) id: e34fd562e8 (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - 続きが気になるわ! (2019年4月21日 19時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
極・吹雪姫 - 今、46いったわ。いろんなことが明らかにされる予感ね。 (2019年4月21日 19時) (レス) id: c4455a25af (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月影冬華 | 作成日時:2019年3月28日 13時