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騒動(太陽side) ページ3

1日の全ての授業が終わり、最近仲良くなった友達と教室を出ていく。

「一緒に帰ろうぜ」

「あぁ」

ただ帰るのだけではなく、友達と何か遊んでから帰ろうとしていた矢先に、フクロウの獣人が狼の獣人3人に絡まれている現場を見つけた。

飛ぼうとしていたときに袴の裾を引っ張られ、羽を痛めたように見える。

他人をからかって何が楽しいのか………

「わりぃ、やっぱ先に帰ってて」

友達にそう言い、俺は無意識にその現場に助けに入りにいった。

「おい、お前ら何してんだよ?」

いじめていた狼の獣人にスマホを見せつけ、脅しをする。

すると、狼の獣人達は舌打ちをして、去っていった。

その後、フクロウの獣人に目を向けると羽の付け根の辺りを痛そうにしている。

「大丈夫?保健室に行ったほうが良いと思うよ。連れてく?」

そう言い、手をさしのべるとフクロウの獣人はスッと立ち上がって、

「余計なことをしおって。保健室など一人で行けるのじゃ!」

と言い残し、保健室の方へ走っていってしまった。

突然すぎることに一瞬、頭が追いつかなかったものの時間が過ぎると、助けたのに余計なことってなんだよ……という気持ちになった。

少し、気分が悪くなったまま先に帰らせた友達を追いかけるべく、その場をあとにした。

寮に戻り、友達たちと勉強をしたり遊んだりした。

しかし、その最中でも先程会ったフクロウの獣人のことが頭に残っていた。

羽、大丈夫か………?今度会ったら名前聞いてみようかな。

そんなことを考えながら段々と眠りについた。

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作者名:うるさいキメラ&餅猫 x他1人 | 作者ホームページ:何それ。  
作成日時:2020年8月27日 13時

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