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早速、辺りを見回す。
森 と言うだけあって、やはり木ばかりだ。
ここから小さい眼球を探すとなると、時間がかかりそうだが
見ているだけじゃ何も進まないのでとりあえず、足を動かす。
バキッ、バキッ と木の枝が折れる音がする。
道、と言った道がないのだ。
。。。音。
奏太はふと思い出した。
その女の子は両目は無いのだけれど、耳は凄くいいのよ。
耳がいい。
それなら、こんなにも大きな音をたてていたら気付かれるのではないか?
いや。そんなこと考えたくないな。
ひたすら歩き回り、目の前には1本だけ血のように
ドス黒いがうっすらと赤色が見える木がたっていた。
一歩一歩近づくと、木の真下には白くて丸いものがあった。
たぶん、あれは。
そう思った奏太は、足をはやめた。
奏太は時が止まったように動きを止めた。
いや、動けなくなったのだ。
右脚には違和感。
ゆっくりと足下を見ると、小さな子供の手がしっかりと右脚を
離すまいとつかんでいた。
奏太は焦って、ポケットに入れていたナイフを取り出す。
刃を自分にむけて思いっ切り振りかざした。
そこで、奏太の記憶は途切れた。
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京本まち(プロフ) - 奈津子さん» …いや、それがですね〜さっき最後まで読んでみたんですよ。そしたらもう…作者さんが描写お上手で。いま、眠いのに寝れない(寝たら夢に出てきそうで怖い)という最悪の状況に…。作品自体は凄く面白いんですけどね笑 (2018年1月11日 23時) (レス) id: efe887addb (このIDを非表示/違反報告)
奈津子(プロフ) - 京本まちさん» 一応ホラーですけど、そこまででは無いと思いますよ!! (2018年1月11日 23時) (レス) id: 7960dd830b (このIDを非表示/違反報告)
京本まち(プロフ) - これ、怖いヤツですか?(何も知らずに読み始めた…でも2、3話で怖くなってコメント欄に来ましたw) (2018年1月11日 22時) (レス) id: efe887addb (このIDを非表示/違反報告)
露草碧璃(プロフ) - 志賀ちゃんさん» パクリでは無いと思います・・・横やり失礼しました。 (2018年1月10日 19時) (レス) id: c7f9f2e6e7 (このIDを非表示/違反報告)
志賀ちゃん - 親指探しのパクりだろ (2018年1月10日 18時) (レス) id: 9a31ebcf4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:奈津子 | 作成日時:2018年1月4日 20時