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まもなく、快速列車が通過いたします
危ないですので、黄色い線の内側までお下がりください







彼の拳はさっきより強く握られ、足は黄色い線から飛出ている









ねぇ、嘘だよね、?








彼をずっと見ているとバチッと目が合った








目は前髪で隠れてて見えない
だけど悲しくて、助けを求める表情をしていた









━━━━━「助けて」









声にも、口もなにも動かしていないのに
彼が助けを求める声が聞こえた気がした









電車が通過しようとした瞬間、彼は1歩前に出て身を投げ出そうとするのを理解した









私は咄嗟に彼の腕を無言で引っ張った






思いっきり引っ張ったから体制が崩れ、お互い尻もちをつく








快速列車が通る5秒間、お互い見つめあった







電車の風で長い前髪は上がり、彼の顔があらわになる








端正な顔立ちをした彼に私は見とれていた








そして彼の瞳は少し潤んでいた









電車が通り過ぎた後、彼は立ち上がり改札口まで走っていった

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設定タグ:SnowMan , 目黒蓮   
作品ジャンル:タレント
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作者名:emo | 作成日時:2021年10月14日 23時

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