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心配しないで、探さないで、
あいつのことやからきっとそう言って俺に気使ってるんやろう。
だからと言って、はいはいわかりましたってAが戻って来るまで待ってるバカな男がおる？
そうなりかけてる自分に嫌気がさした。
「HIROさん、おはようございます
話…あるって…」
H「健二郎、来たか、おはよう。
座って？」
ここのソファは思った以上に沈む。
初めて座った時も後ろにこけそうになったっけな、なんて考えながら数枚の写真を手にHIROさんがこっちに向かって来るのを見てた。
H「見て欲しいものがある…
これ、あいつ、柏木が持って来た写真」
血の気が引く、とはきっとこのこと。
HIROさんから手渡されたその数枚の写真は、Aとのたった数ヶ月間の楽しい思い出。
「これ、あいつが撮ったんすか」
H「ただ、送られて来た。
そこらへんの記者よりも汚いよ、やり方が。
Aちゃんが消えたのもきっと、関わってる…
いや、ぜったい」
ぜったいという言葉はないよ、
と普段から言っているHIROさんが、ぜったい、と言う。
どれだけ怒っているのか想像するのも恐ろしい。
HIROさんは怒りを蓄積させて一気に爆発させる。
いつだったか、
メンバーがありもしない関係をおもしろおかしく書かれた時に記者にブチ切れたのを見たことがある。
柏木が事務所に押しかけて来た時から徐々にきっと蓄積されているはず。
H「あとね、Aちゃんのお父さんが都内の病院に入院した」
「高橋さんが？
なんで…」
H「癌だって、
登坂と今市がこの間お見舞い行ったみたい。
Aちゃんのことが何かわかる、きっと…
行っておいで？」
「…ありがとうございます！」
臣と隆二がトレーニングルームにいると聞いて駆け出した。
「臣！臣！臣！
お、隆二か！お前でええわ、
高橋さんのお見舞い行ったんやて？」
隆「健ちゃんじゃーん、いい腹してんね相変わらず！
俺が臣のついでみたいな言い方はむかつくけど！」
「どうでもええねんそんなん、今は！
行ったんか聞いてんねん！」
臣「なんで健ちゃんそんな怒ってんの？
顔、こわいよ？」
「臣、お前ら高橋さんのお見舞い行ったやろ？
病院、俺も連れて行ってくれへん？」
隆「あれ？健ちゃん、高橋さんと仲良かったの？」
「色々…事情あんねん、
頼むから、連れて行ってくれへん？
お願い、」
終わり
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えみ(プロフ) - 紫苑さん» お返事遅くなってしまい、すみません！（ ; ; ）ほんとにのろくて申し訳ないですが、頑張ります！ありがとうございます！ (2017年1月23日 9時) (
レス) id: cae321e952 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - コメント失礼します。健ちゃんにキュンキュンしながら読んでます！お話の続きが楽しみです！更新待ってます。頑張ってください！ (2016年11月14日 23時) (レス) id: 1ef59402c7 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - あやさん» 評価ありがとうございます！そう言っていただけると本当に嬉しいです。更新遅かったりしますが、精一杯完結まで書かせていただきます。これからもよろしくお願いします！ (2016年5月10日 22時) (レス) id: 9fef194a08 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 投票しても投票したりません！毎日楽しみに見ています！ (2016年5月6日 12時) (レス) id: b1acdd8939 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - (名前)かのんさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！ (2016年5月6日 10時) (レス) id: 9fef194a08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみ | 作成日時：2016年5月5日 21時
