side 健二郎 ページ26
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「莉奈さん、ちょっといいすか？」
莉「ん？
はい、」
「すいません、無理なお願いってわかってるんですけど…
Aのこと、しばらく預かってもらえませんか？」
莉「別にいいけど…ケンカでもしたの？」
「いや、Aの母ちゃんの彼氏が東京まで来て、事務所まで押しかけて来たらしくて。
家までばれるんもそのうちやな…って。
もうこれ以上は辛い思いさせたくないんで…会わせたくないんすよ、もうせっかくAは前に進もうとしてるのに」
莉「私はいつでもいいよ、なんなら明日からでも」
「ほんまにありがとうございます」
もうAには過去に縛られて生きて欲しくない。
前を向いて胸を張って生きてほしい。
その日の撮影は順調に進んでいたのに、珍しく臣が不調。
臣はカメラマンの指示通りに動くどころか真反対のことをしてイラつかせる。
いいカットが撮れず長くなる撮影時間にお互いがイライラする。
そんなピリッとした雰囲気が続く中、
人「あいつ、最近ね、調子悪いの。
なんでだと思う？健二郎」
「へ？
臣がっすか、ここまで不調なん珍しいっすねぇ」
人「携帯見て、また閉じて、ため息ついて
俺、何かしたかなぁ…ってつぶやくんだよ。
かわいいよね、この歳になって恋わずらい」
「へぇ…臣もそんなことあるんやなぁ」
人「おい、余裕ぶっこいてんなよ健二郎。
臣みたいな猪突猛進なやつ、ライバルにしたら怖いよ、早めに手うっとかないと」
健「直人さん、さっきから何の話ゆんっすか？」
人「だから、お前もバカだよな。
Aちゃんね、全然返信くれないんだって。
またご飯行こうって言っても流されるばっかりって言ってたよ」
「臣が、、、」
人「あいつ、暴走しだすと何するかわかんないからね」
「いくら臣でもそれは譲られへんなぁ」
人「だからモタモタしてんなよって話！
後悔すんなよ健二郎！
お前、ここぞってゆう時にそのたっかいプライドが邪魔するからね」
「たっかいプライドは余計っすわ」
臣の番が長引いて、俺と交代する頃。
余裕でAと約束した時間に間に合うと思っていたのが、いつの間にかギリギリに迫ってた。
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えみ(プロフ) - 紫苑さん» お返事遅くなってしまい、すみません！（ ; ; ）ほんとにのろくて申し訳ないですが、頑張ります！ありがとうございます！ (2017年1月23日 9時) (
レス) id: cae321e952 (このIDを非表示/違反報告)
紫苑(プロフ) - コメント失礼します。健ちゃんにキュンキュンしながら読んでます！お話の続きが楽しみです！更新待ってます。頑張ってください！ (2016年11月14日 23時) (レス) id: 1ef59402c7 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - あやさん» 評価ありがとうございます！そう言っていただけると本当に嬉しいです。更新遅かったりしますが、精一杯完結まで書かせていただきます。これからもよろしくお願いします！ (2016年5月10日 22時) (レス) id: 9fef194a08 (このIDを非表示/違反報告)
あや - 投票しても投票したりません！毎日楽しみに見ています！ (2016年5月6日 12時) (レス) id: b1acdd8939 (このIDを非表示/違反報告)
えみ(プロフ) - (名前)かのんさん» ありがとうございます！そう言っていただけると嬉しいです！ (2016年5月6日 10時) (レス) id: 9fef194a08 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えみ | 作成日時：2016年5月5日 21時
