愛情の都 ページ11
「おはー」
「はよー」
「うぃーっす」
朝。
テウヘンデがが怠そうな朝の挨拶をする。
ちなみに若長は
じっちゃんに聞かれたらブッ飛ばされそうな挨拶。
「待ってたぜテウヘンデー！ あと若長」
「俺はおまけか」
ブンッと短剣を一振りし、
真っ直ぐ突き出す。
「おっと、A。
やるなー上達したんじゃね？」
「ウン速い速い」
「スバラシーネA君」
「棒読みやめい！」
ブンッ、ブンッ！
華麗に避けられる。
もうーっ、憎らしいっ！
「お前、頑張ってんのは分かるけど
体がついてってねーぞ。
9歳の時から練習頑張ってっけど、
準備体操とか筋トレとかロクにしねーから
14歳になっても負けるんだ」
「そのとーり！
Aも長老も急ぎすぎ！
そりゃ〜ガキの時にやってない分
急ぐことが必要なのは分かってるけどさ、
まずは基礎から、なっ？」
むぅ〜っ、
余裕の表情でアドバイスくれてんじゃねーよ！
「てかお前忘れてるだろ？
お前が槍じゃなくて剣を仕込まれたのは、
お前に“ヘンデ並みの速さ”があったから！
剣の長さに頼らず攻めなきゃ意味ねーんだよ」
若長までーっ！
「兄貴ヅラやめい！
んなこと知ってるっつーの！」
ブンッ‼
「Aにいちゃんこわい〜」
「へ？」
泣き声……誰の？
「テウ！ ヘンデ‼ A！！！ あとハク！」
テヨンを泣かすなぁ‼」
「じっちゃん⁉」
ボカボカボカボカッ！
「痛ぁい……」
「俺らはかんけーない〜」
「Aお前なー！」
「ジジイまでおまけ扱いかよ！」
ボカボカボカボカッ‼
若長&テウヘンデ&俺の逆ギレ。
からの鉄拳。
「じっちゃんもこわい〜〜」
俺知らないもんっ！
テヨンが弱いのっ！
「文句があるなら聞くが？」
「ありません……」
流石、英雄ムンドク、現役の睨み……怖っ‼
「おーい、テウ、ヘンデ、A、長老！
メシ用意出来たぞー！」
「おっ、りょーかいっ！」
「コラァA！」
「知っらなっいもーっん」
「あー待てA〜」
「抜け駆けすんな！」
「ヘンデ黙れ」
「あ〜おれも〜〜」
「おーよしよしテヨン」
俺は14歳、若長は15歳。
8歳から14歳まで、6年の間続いた平穏。
ゼノ兄に追いつくまで、あと2年。
追いついたら会えるような気がして、
ムンドク師匠の元で短剣の腕を磨いてる。
ゼノ兄は武力に頼らない人だけど、
これが俺の戦い方だ。
「おいA！メシ食うぞ！」
「今行く！」
ラッキーキャラ
ケイシュク
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ノルアン(プロフ) - 千々さん» ありがとうございます！これからも更新停止状態にはならないように頑張らせて頂きます！いつもありがとうございますm(_ _)m (2020年6月23日 6時) (
レス) id: 56e7842da3 (このIDを非表示/違反報告)
千々(プロフ) - とても面白かったです。次回作も読ませていただいています。これからも頑張ってくださいね！（いろいろ大変なのはお察しします……） (2020年6月21日 19時) (レス) id: df88b28f21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ノルアン | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/akamate/
作成日時：2020年4月26日 20時
