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壱馬「そこ、座りな」
通された部屋はひとり暮らしには大きすぎる程のリビング
壱馬先輩が指をさしたソファにちょこんと座る
『ふかふかだ...！』
座るとふわっとなったソファに感動してクッションを抱えると、台所から壱馬先輩がフッて笑う声が聞こえる
また子どもって思われた...
壱馬「ごめん、ジュースないから水でいい？」
『はっ、はい！ありがとうございます！』
お水とスナック菓子を持った壱馬先輩がソファの横に座る
ち、近い...
そっと壱馬先輩を見ると、バチッと目が合って思わず逸らした
壱馬「そんな緊張すんなって」
『しっ！してないですっ！』
壱馬「Aこっち向いて？」
『むりです』
壱馬「なんで」
『だって！』
壱馬先輩とふたりっきり、やっぱり意識しちゃう
でもこんなに意識してるのはわたしだけで、壱馬先輩は余裕の表情
『こうやって...』
壱馬「ん？」
『こ、こうやって、いつも女の人誘ってるんですか？』
壱馬「は？...んなわけねぇじゃん」
『だって...慣れてる』
壱馬「お前なぁ、」
『わたし、男の人の家に行くのも初めてだから、わたしだけ余裕ない...恥ずかしいです。壱馬先輩は大人で...つまんないって思われたくない...』
壱馬「泣くなって」
『泣いてないっ...』
自然と涙がぽろぽろ零れて、止まらなくなった
ふわっと壱馬先輩に抱きしめられる
壱馬「A、ごめんな？でも俺だって余裕ねーよ」
壱馬先輩は腕を緩め、わたしの手を自分の胸に当てた
壱馬「ほら、」
壱馬先輩の心臓はドクドクと大きく脈を打つ
壱馬「お前と一緒」
少し恥ずかしそうに笑うとまたわたしを抱きしめた
壱馬「かっこわりぃとこ見させんなよ」
壱馬先輩の息が耳にかかって、くすぐったくて体をよじる
そんなわたしを見抜くように耳にキスを落とす
『ん...』
思わず声が漏れる
壱馬「...感じてんの？」
『やっ...！』
壱馬先輩の低い声が耳にかかりまたゾクゾクする
壱馬「誘ってる？...」
『ちがっ！かずまっ、先輩が...！』
壱馬「俺なんもしてねーよ」
『っ、いじわる...』
壱馬「好きな女のかわいい声聞いたら我慢できねーって」
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夢 - 初コメ失礼します。最高です!!ゆっくりでもいいので更新楽しみにしてます！ (2023年3月8日 16時) (
レス) @page45 id: 77ccf80c6f (このIDを非表示/違反報告)
亜嵐LOVE - 更新頑張って下さい！面白くて、大好きです！ (2020年4月19日 21時) (レス) id: 1d6fa76e88 (このIDを非表示/違反報告)
emma(プロフ) - ほくとすきぴさん» 更新遅くなりすみません...！コメントありがとうございます(*^^*) (2019年10月26日 21時) (レス) id: 6047cce46e (このIDを非表示/違反報告)
ほくとすきぴ - 更新まってます！！ (2019年10月4日 17時) (レス) id: cb30df2db6 (このIDを非表示/違反報告)
まーさ(プロフ) - ありがとうございます！！ (2019年8月31日 8時) (レス) id: db933062f9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：emma | 作成日時：2019年3月29日 22時
